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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

結城運輸倉庫(シリーズNo.1596)

100年企業へカウントダウン!
時代の変革を「物流」で支える運送会社


結城 賢進 社長

 石油製品の運送を中心に150台以上の大型タンクローリーを完備し、関東~東北エリアで16の営業所を展開する結城運輸倉庫株式会社は、今年で創業95年目を迎える老舗企業だ。
「関東大震災が起きた1923年に『物流』を通じて首都復興に貢献するため、その2ヶ月後に曽祖父が開業したのが始まりです」
 と語るのは、4代目となる結城賢進社長。結城運送店として荷馬車による運送事業で創業した同社は、昭和に入ってトラック運送に事業を転換。第二次世界大戦前には旧満洲・大連に支店を設け、関東州全域の食料品運搬に従事するなど精力的に事業を展開していた。
 戦後は53年より大協石油(現・コスモ石油)の運送業務の受託を開始し、高まる石油需要と共に事業を拡大。まさしく物流を通じて時代の変革を支え、自社も発展してきた。

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ヤブシタ(シリーズNo.1595)

創業95年で進化を続けるメガネ総合商社
異業種とのコラボや店舗開発事業も拡大


藪下 昌宏 社長

 視力や見え方を補うだけでなく、手軽なファッションアイテムとしても人気のメガネ。機能性やデザインを競うバラエティー豊かな商品が店頭を賑わせる中、およそ4000億円と言われる国内メガネ市場の中で、今年で創業95周年を迎えるメガネの総合商社が株式会社ヤブシタだ。
「お客様との長いお付き合いの中で培ってきた信頼関係と、多くのご支持を大切にしながら、成熟した市場でいかに価値のある企業になるかを追求していきます」
 と話すのは、5代目のリーダーとして同社を率いる藪下昌宏社長。8年前、現会長である父君から36歳という若さで事業を継承した。
 1923(大正12)年に藪下社長の曾祖父がメガネの卸売業者として創業した同社は現在、メガネフレームやレンズだけでなく、検眼の機械や工具、老眼鏡、サングラスなどの総合的な商品ラインナップで大手小売チェーンをはじめとするクライアントのニーズに対応。海外輸入商品の販売に加え、メーカー機能の強化によって5つのライセンスブランドと7つのオリジナルブランドのメガネフレームやサングラスも企画・開発している。

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髙六商事(シリーズNo.1594)

創業61年「プラスチックのプロフェッショナル集団」
独自の開発技術とノウハウでニーズに応える



髙橋 俊策 社長
 
 創業以来60年以上、日本のプラスチック産業の一翼を担い、国内外のモノづくりを支える「プラスチックのプロフェッショナル集団」として実績と信頼を築く髙六商事株式会社
 1957年、創業者である髙橋六蔵氏と現会長の髙橋玄策氏は、プラスチックの事業に将来性を見出し、同社を創業。以来、高度経済成長と石油化学の技術進歩を背景に事業を拡大した。
 日本の主要メーカーの合成樹脂原料や関連機器を扱うプラスチックの専門商社としての機能、さらに、着色・コンパウンド樹脂を生産するメーカーとしての機能の双方を有し、永年の経験で得た幅広い知見と開発技術で高品質な独自製品も手掛け、基盤を構築。海外は、中国・インドに販売拠点を置き、グローバルな事業展開も推進して今日に至っている。

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国分工務店(シリーズNo.1593)

高い直庸率が育む抜群のチームワーク
品質と安全で重責を担う型枠工事会社


國分 茂 社長

 鉄筋コンクリート(RC造)の建物を建てる際、コンクリートを流し込む器を組み立てる型枠大工。コンクリートは固まると元に戻らないため工事のやり直しがきかず、建物の強度や仕上がりを大きく左右する重要な仕事だ。
 その極めて高度な職人技が求められる型枠大工工事のエキスパート集団として、八王子エリアで確かな存在感を示しているのが株式会社国分工務店。創業から半世紀以上にわたって堅実で質の高い仕事にこだわり、大手ゼネコンをはじめとするクライアントからの信頼と期待に応えてきた。
「お客様を大切にして品質と工期を守り、事故を起こさない『安全第一』を貫いています。そのために必要なのは現場における常日頃のコミュニケーションです」
 と話す國分茂社長。福島県の工務店から独立して同社を創業した義父君の後を受け、16年前に30代半ばで2代目の社長に就任した。
 木造の建物を中心に手掛ける個人事業としてスタートした同社は高度経済成長を背景に事業を軌道に乗せ、福島県をはじめ、東北地方などから作業員を集めて型枠大工工事に特化した。バブル期には3棟の宿舎を備えていたという。

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高広木材(シリーズNo.1592)

木のある住まいを支えて創業100周年
「ウエスタン・レッドシダー」専門販売会社


渡辺 昭 会長

 その名の通り、貯木場や木材関連の企業が軒を連ねる新木場。駅前広場に立って周囲を見渡すと、ひと際目を引く建屋がある。1918(大正7)年の創業から今年で100周年を迎える高広木材株式会社の社屋はショールームも兼ね、色鮮やかな草花が茂る庭を抜けて扉を開ければ、爽やかで心地よい木の香りが出迎えてくれる――。
 外装やデッキ、内装に使われているのは北米の先住民族に「生命の木」と謳われ、トーテムポールの材料でもあるヒノキ科ネヅコ属の針葉樹「ウエスタン・レッドシダー」。同社は、このカナダ原産「レッドシダー」を日本に普及させるため、約30年前から専門会社として製品の供給を開始した。   
 腐食や虫害に強く、断熱性能に優れるだけでなく、針葉樹の中では寸法安定性が高いレッドシダーは密度が低く軽量な上、塗装仕上げも容易。均一で美しい木目と温かい色合いは建築家のデザイン心を刺激する。

「石油化学製品に囲まれた住まいが増える中、レッドシダーの良さを伝えるためには自分たちが使わなければ説得力が無い。庭には木を引き立たせる草花を植え、自然の温もりに包まれた暮らしをイメージして頂けます。20年以上の経年変化も確かめて頂きたいですね」
 と話すのは渡辺幹夫社長の実兄であり、先代社長として21年前に同社屋を建設した渡辺昭会長。東京木材問屋協同組合の理事長も務め、日本における木材需要の振興に寄与している。

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