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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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加藤謙鉄工(シリーズ No.1775)

自動車産業の省力化を一貫体制でフルサポート
顧客と社員の満足度を追求する専用機メーカー



加藤 拓麻 社長

 自動車部品などの製造ラインで稼働する専用機を製作し、大手電装品メーカーと半世紀以上の信頼関係を培う加藤謙鉄工株式会社。設計から製造、組立、検査までの社内一貫体制を強みとして、生産技術の進化と効率化・省力化へのニーズに応えている。

「労働人口減少に伴う自動化の動きや海外への供給など、専用機の市場にはまだまだ伸びる余地がある。会社は常に課題を持つことで成長し、時代に合わせて変化しないといけません」
 と話すのは現会長である父君の後を受け、5年前に就任した加藤拓麻社長。3代目として堅実経営を守り続ける傍ら、仕入先の見直しなど大胆な業務改革に取り組み、「経営基盤はさらに強くなった」と胸を張る。


 加藤社長の祖父君が家庭用金物の製造業務で創業してから70余年、株式会社として設立してから今年で55周年を迎えた同社。ローコスト・ハイクオリティー、短納期を実現する独自の技術力を生かし、様々な用途・規模の専用機や装置、組付・検査ライン、ロボットシステムなどを安定した品質で供給している。
 また、専用機に搭載される制御盤や検査に用いる治工具なども自社で製作。近年は難易度が高いスクリュー加工や特殊なパーツも手掛けており、加藤社長は「軌道に乗ってきた」と話す。

テクニカルセンター開設
〝今日も行きたい〟会社へ


 社員数が80名を超え、100名体制を視野に入れる同社は今年5月、3000坪以上の敷地を有するテクニカルセンターを開設。設計業務や部品加工の拠点となるこの新工場では、建屋内のレイアウトや外観デザインなどに社員のアイデアが採用されている。
「実際に現場で働く彼らも愛着が湧き、大切に使ってくれるでしょう。私一人で出来ることには限界がある。何事にも興味を持って積極的に行動し、『これをやって良いですか』と、どんどん提案して欲しいですね」
 と、ここ10年で若返りが進んできた社員たちの自立に期待する加藤社長。人数が多い部署には教育専任担当者を配置するなど新たな教育体制を構築するとともに、評価基準や人員配置の見直しにも着手している。
 また、採用体制の変革にも取り組む加藤社長は若手からベテランまで分け隔てなく、社員に積極的に声がけする気配りの人。制御盤を製作する部署では地元の工業高校から女性社員を必ずペアで採用し、彼女たちが職場に馴染みやすい環境を整えているのだ。
「結局は人。社員全員が楽しく働き、『明日も行きたい』と思えるように従業員満足度を追求しています。自由と活気を増やし、当社はこれから伸びる会社です」
と話す加藤社長。バイタリティーと元気が溢れる人材の採用に注力し、100年企業を目指していく。


【会社データ】
本社=愛知県碧南市須磨町5―5
☎=0566―41―0676
創業=1947年8月
資本金=2400万円
従業員数=86名
売上高=41億円
事業内容=専用機・産業機械設計製作、治工具・部品の製作、省力化・自動化のコンサルティング
http://www.e-ktk.co.jp

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