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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

ナカノ商会(シリーズNo.1720)

「雇用なくして企業にあらず」。更なる雇用拡大で
売上高1000億円目指す総合物流企業



沼澤 宏 社長


「雇用なくして企業にあらず」を第一の理念に掲げ、設立32年目の今、パート含めて3000名の従業員を擁し、グループ売上高500億円を弾き出す総合物流企業・株式会社ナカノ商会。率いるのは、豪快かつ繊細、直観的な先読みを基に大胆な決断を重ねて会社をここまで伸ばしてきた創業経営者、沼澤宏社長だ。
 中学校卒業後、機関士・航海士を養成する国立館山海員学校(現・国立館山海上技術学校)に入学した沼澤社長は3年で卒業し、自動車物流のパイオニア、中野海運に入社。そこで第2の父と慕う中野義雄社長に出会う。3年半の船乗り経験や船舶売買、航路開拓など15年間の勤務の後、1988年8月、倉庫業を志して一人で独立した際は、その恩義に報いるために「ナカノ」の名前を頂戴し、ナカノ商会と命名した。併せてトレードマークは古くから人に大きな恩恵をもたらしてきた「羊」に決めた。沼澤社長33歳の船出だ。


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ITbookホールディングス(シリーズNo.1719)

「大きな夢を持て」。85歳にして旺盛な事業意欲
就任10年でITコンサル企業を売上高70倍に



恩田 饒 会長


 2018年10月、官公庁、地方自治体を中心にITコンサルティングを展開するITbookグループと、地盤調査のリーディングカンパニー、サムシングホールディングスグループが経営統合し、ITbookホールディングス株式会社(恩田饒会長兼CEО、前俊守社長)が誕生。40社を超えるグループ各社がシナジー効果を発揮し、事業拡大を続けている。
 会長兼CEОを務める恩田氏は、東京大学を卒業後1962年に大和証券入社。常務取締役、証券団体協議会常任委員長を歴任の後、96年にヘラクレス上場企業・KОBE証券社長就任、06年にはJSDAQ上場のブライダルジュエリー企業・シーマの社長に就任し、それぞれ見事に火中の栗を拾い、企業再建を果たしてきた事業再生請負人だ。


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銀座マツナガ(シリーズ No.1718)

お客様と感動を共にしながら半世紀
人を育てて一流を追求する理容サロン



松永 巳喜男 社長


 高級ブランドショップが軒を連ね、優雅で煌びやかな時間が流れる街、「銀座」。最先端の流行と大人の気品が共存するこの街で、創業から50年を経ても尚、多くのファンに愛され続けている理容サロンが「銀座マツナガ」である。
「好きこそ物の上手なれ。この仕事が好きだからこそ技術のレベルをキープでき、先頭に立って従業員たちを引っ張っていけるのです」
 と話す有限会社銀座マツナガ松永巳喜男社長は御年78歳。今も現役理容師として店に立ちながら名店の技術ともてなし、常連客からの信頼を守り続けている。


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日本土地建物(シリーズ No.1717)

「お客様の幸せは私の幸せ」を理念にムリせず成長
女性視点が生きる主力の「不動産再生事業」


 
神山 重子 社長


「第一の経営理念に『お客様の幸せは私の幸せ』を置き身の丈に合った経営で、無理せず、コツコツ、地道に成長を重ねて、17年目の今があります」
 と謙虚に話すのは、2003年8月の設立以来16期連続で黒字経営を達成し、18年4月期から19年同期の利益率160㌫増と、急成長を続ける投資用不動産販売会社、株式会社日本土地建物(略称・JLB)の創業者、神山重子社長だ。
 ワンルームマンション販売の㈱ニッテイやリゾート物件販売の㈱長谷工アーベストで通算12年勤務の後、「仕事にきっちりオン・オフを付け、愛犬・『まりも』の世話も充分にしたい」とアッサリ独立、東京・高輪の7坪の事務所でわずか2名でスタートしたのが同社。ちなみに夫君は、有機ELプロセス・デバイス技術で著名な脇本健夫工学博士だ。


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オーケーエム (シリーズNo.1716)

顧客の要望に「独創的な技術」で応える
特殊バルブの〝グローバルニッチトップ〟企業



村井 米男 社長


 近江商人ゆかりの地、日野町(滋賀県蒲生郡)に本社を置く株式会社オーケーエムは、創業117年の歴史を刻む。木挽鋸の製造業でスタートした同社は戦後、自動鋸の台頭によるニーズの激減を機に、大量生産かつ用途が多岐にわたるバルブの発展性に着目。戦後復興の槌音高い1952年にメーカーとして新規参入を図った。
「バルブの産地・彦根では当時、数十社もの競合がひしめき、自社のブランドで勝負するのは相当苦労したと聞きます。実績のない後発メーカーが信頼を得るのは大きな困難を伴いました」


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