忍者ブログ
Home > > [PR] Home > 特別企画 > 三栄商事(全国ふるさと企業の研究)

logo

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

三栄商事(全国ふるさと企業の研究)

創業65周年“世界一ユニークな会社”を目指す!
メーカー機能を備える工作機械の専門商社

後藤 正幸 社長

 自動車関連の有力メーカーが群雄割拠する愛知県。名古屋市に本社を構える三栄商事株式会社は「お客様・仕入先様・社員の3つの幸せを実現できる会社」をモットーに、今年で創業65周年を迎える工作機械の専門商社だ。
 3代目である後藤正幸社長(38)は、慶応義塾大学を卒業後、コロラド大学に2年間留学。その後工作機械のリーディングカンパニーであるオークマ㈱に入社し、アメリカ支社で半年、日本で1年半勤務し工作機械製造のノウハウを学んだ。また、トヨタ自動車㈱で愛・地球博の運営にも貢献。
 2005年に同社に入社した後藤社長。代表に就いて目指すのは“世界一ユニークな会社”だ。
「工作機械の市場が既に成熟しており、商社の形態では顧客の新規開拓が難しい。メーカーを傘下に入れ、独自のブランド力を持つ商社となることで販路拡大につなげたいと考えています」
 と語る後藤社長。
 その第一歩が、浜名エンジニアリング㈱のグループ会社化である。工場の製造ラインで加工物の搬送を行うロボットアーム「ガントリーローダー」を自社製品化。メーカー機能という強みを得た同社は今後も多くの技術力が高い会社をグループ化していく方針だ。
 さらに、異業種の顧客とメーカーを繋ぐビジネスマッチングにも着手。1000社以上の仕入先を持つ商社としてのネットワークを活かし、㈱鈴木プラスチックスを工作機械メーカーとマッチング。プラスチックカバーを採用したデザイン性のある工作機械の製品化に至った。
「人と人を繋ぐ商社は、いかに多くの引き出しを持てるかが鍵なのです」(後藤社長)

海外・BtоCにも進出
女性と若手が活躍できる会社

 日本に留まらず、タイや中国、インドネシアなど海外拠点を拡大すると同時に、BtоC向けのネット通販も展開。13年から取り扱いを始めたのが、本来工作機械の潤滑油に使用される「ルブロイド」だ。14年から自動車用ルブロイドの代理店として販売を開始。エンジンオイルの添加剤としても使用できる当製品は、車の燃費を5~10%削減。エンジンの延命にも繋がる。特に長距離トラックなどに有効で「ゆくゆくは二輪車社会のインドネシアにも供給したい」と後藤社長は語る。
 人材育成にも余念がない。入社から社長就任までの8年間、毎週水曜日に主任以下の社員を集めて勉強会を行うなど、風通しの良い社内風土を醸成してきた。また社員の平均年齢も31歳と将来への期待も高まる。
「今後の展望としては、女性や若手社員が活躍できる環境作りを目指しています。トッププレーヤーが長く第一線で活躍し、マネージングが得意な人材が部内管理や部下の指導に専念できる組織を作りたいと考えています」(後藤社長)
“世界一ユニークな会社”となる日も、そう遠くはないであろう。

【会社データ】
本社=愛知県名古屋市東区東桜2―17―6
☎=052―931―3355
設立=1950年6月
資本金=5000万円
事業内容=工作機械、測定器、切削工具等の販売商社
http://www.sanei-trading.co.jp


拍手[0回]

PR
コメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

『サンデー毎日』最新号絶賛発売中!

サンデー毎日 2021年2月7日号 [雑誌]

2021年2月7日号

ブログ内検索

新着記事

運営会社

株式会社エスコミュニケーション
編集タイアップ企画のパイオニアとして、頑張る日本の中小企業を応援しています。マスメディアでは報道されない各社の素顔と魅力をお届けします。
《掲載をご希望の場合はこちらまで》
s-comm@s-comm.co.jp

P R