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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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【終活最前線】浄土真宗本願寺派延浄寺

                            『サンデー毎日』3/8号掲載

桜の樹の下に散骨
葬儀・法事不要の自然墓が登場


網代 正孝 住職

 葬儀も法事もしなくていい。早く自然に還りたい――。

 そんな人におすすめのお墓がある。東京都調布市にある延浄寺の「自然墓」だ。

 自然墓とは、お骨を土に撒き自然に戻すお墓のこと。1632年に建立された同寺の自然墓は境内の桜の樹の下にあり、お骨はそこに散骨する。墓誌・香炉・花立てはなく、読経も法名(戒名)もない。入墓布施の目安はわずか30万円だ。

 他に「倶会一処」の墓という自然墓もある。倶会一処とは「ひとところで共に会う」という意味。お骨は家族の手で墓に散骨される。こちらには香炉・花立てが用意されている。檀家になれば散骨布施の目安は10万円だが、金額は相談可能だ。

「檀家として浄土真宗の宗教行事で当寺とご縁を持っていただければ、お骨になってからでもお受け入れいたします」(網代正孝住職)

 お骨を全部散骨したくないという人のため、お骨の一部を〝忘れ形見〟として小さな容器に入れる手元供養もある。

教師から仏門
日比の懸け橋となって30年

 
 
 網代住職は東京学芸大卒業後、教師の道へ。20年ほど地域の中学校の数学教師として活躍した後、仏道に専念するようになった。

 そんな異色の経歴を持つ網代住職には、さらに意外な一面も。フィリピン第2の都市・ダバオで日系人とともに教育・福祉・環境保全のボランティア団体を立ち上げ、1985年から30年間活動に注力しているのだ。

 2002年には、日比の課題に役立つ人材の育成を目指すミンダナオ国際大学を設立。日本人対象の介護老人ホームも開設した。現在は日本フィリピンボランティア協会の最高顧問を務めている。

 これまでの功績が称され、ダバオ市外国人名誉市民にも任命された網代住職。旧態依然とした慣習にとらわれることなく、常に時代のニーズを先取ってきた同寺の取り組みは、網代住職の高い見識と慈悲の心が生かされている。

 私はお墓の中にいません。阿弥陀様の光の中で、いつもあなたを優しく包み込み、支えています――。

 そんな浄土真宗の教えと柔軟な発想から生まれた同寺の自然墓に入るには、生前に家族の同意を得て契約を結ぶ必要がある。

【お寺データ】
住所=東京都調布市西つつじヶ丘2―30―1
交通=京王線「つつじヶ丘」駅北口下車、徒歩約10分。路線バス利用可。駐車場完備
☎=03―3326―7337

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