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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

熊谷紙業(シリーズNo.1682)

古紙回収で関東一円カバーを視野に計画中
グローバル戦略で一歩先を行く先進企業


船田 秋雄 社長


 文明の発祥と共に発明された紙。生活文化の向上や経済活動の活発化に歩調を合わせて紙の消費量は上昇する。新興国の台頭で今後世界の紙の消費量は爆発的に拡大することが予想されるが、環境保護の観点からもその需要を賄う原料を、もはや森林伐採に求めることは許されない。そこで益々重要性を増してくるのが良質な製紙原料としての古紙の価値だ。
 古紙回収率約79㌫、古紙利用率約65㌫と、世界でもトップクラスのリサイクル率を誇る日本において、古紙回収・加工販売分野で事業組合に属することなく独自の道を歩み、異彩を放つユニーク企業が、1976年創業、82年5月法人設立の株式会社熊谷紙業だ。



 創業者である船田秋雄社長は、学生時代のスーパーでのアルバイト中に、バックヤードで毎日大量に発生する段ボールの山に着目。卒業して間もなく製紙原料卸売を業とする船田商店を創業した。以後、農機具や中古オートバイの輸出業などで一世を風靡した時期もあったが、一方で着々と古紙回収の業界で地歩を築き、現在では回収・運搬専用の各種トラックを約100台保有し、熊谷本社の他、東京支社、太田営業所を構えるまでに成長売上高も近年では年率20㌫の成長率を堅持し、近い将来、東京工場、千葉工場の設立も計画中で、関東一円をカバーする古紙回収体制の構築を視野に入れている。

世界の動きがよく見える
古紙業界に若者よ来たれ!


 同社の主要取引先には、中央省庁や大手企業、国立大学法人や各地の小・中・高校、自治体など、錚々たる顔ぶれが名を連ねる。特筆すべきは、同社が一切の中間業者を介することなく、自社で直接、古紙や機密文書の回収に廻り自社工場に運搬、粉砕処理やプレス処理を施して製紙原料に加工し、国内の製紙工場や輸出用の港に自社で輸送する、一貫したリサイクル体制を構築していることだ。
 だからこそ一般競争入札にも強く、比較的高値で買い取れることから、各地の小・中学校区の自治体などからも大変喜ばれている。
 一方、製紙原料の販売先には国内製紙メーカーのほか、中国の製紙最大手ナインドラゴングループを始め、世界の製紙企業との関係を構築。特に取引量が1000㌧単位に上る輸出業務では、月間1万㌧を超える同社の回収能力と、同社が保有する大量の製紙原料を保管する広大なストックヤードの存在が強みを発揮する
「国内市場が縮小する今後は益々グローバルな視点が必要。販売量の80㌫を海外に求める当社は、世界の動きがよく見える立ち位置にいます。これからは、事務職員と現場作業員の賃金格差を縮小するなど時代に合わせた職場環境の改善を実施し、世界に目を向ける若者達の参加を歓迎したい」
 と、船田社長は若者達に呼びかけている。


【会社データ】
本社=埼玉県熊谷市上新田304
℡=048-536-4128
創業=1976年3月
資本金=2000万円
社員数=90名
売上高=15億円
事業内容=製紙原料仕入れ及び加工販売等
http://www.kumagayashigyou.com

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