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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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クロゼン(シリーズNo.1385)

堅実・誠実な伝動要品の専門商社として65周年
インターネット通販サイトで新たな活路と成長


黒田 準一 社長

 
 モーターをはじめとする駆動機器や歯車、ベアリング、ベルトといった〝モノの力を伝える〟機構部品の専門商社として設立65周年を迎えた株式会社クロゼン。川口市の本社を基点に埼玉県内に2支店(川越、大宮)と、太田(群馬県)、新潟に営業所を構え、充実した営業ネットワークから関東甲信越地区のモノづくりを支え続けている。

「伝動要品に特化したハイレベルなノウハウと、フレキシブルな販売体制が当社の強み。お客様への誠実な対応を徹底し、真面目過ぎるくらい〝真面目〟な社員たちの販売姿勢が信頼に繋がっているのだと思います」
 と、自社を分析するのは黒田準一社長。1848年(嘉永元年)創業の黒田栄次郎商店(現・黒田機器株式会社)から1950年に独立し、父君が創業した同社の経営を98年に引き継いだ。以降、「石橋を3度叩いても渡らなかった」と評する先代の堅実経営を継承し、バブル崩壊後の長引く景気低迷期を乗り越えてきた。


 しかし、2008年に発生した「リーマン・ショック」によって同社は最大の危機に直面する。工作機械を中心に農業機械、包装機械、輸送機器など幅広い製造業種に不可欠な伝動要品は、他の生産財と等しく大きな打撃を受けたのである。
「メーカーを含め、ライバルである同業他社と意見を交換しながら乗り越えてきました。そして何より、社員全員が頑張ったお陰です」
 と、当時を振り返る黒田社長が講じた打開策が新規事業への参入だ。30年程前から構想しながらも実現していなかった、インターネット通販事業を開始した。
「それまで数々の難局を経験してきた当社でも、一番厳しい『ショック』でした。未曽有の事態に強い危機感を抱き、躊躇している暇は無かったですね」(黒田社長)
 機械部品専門店の通販サイトとして開設された「設備プロ王国.COM」は機械設備の製作・メンテナンス、設備工事を行う全国の事業者から支持を集めて著しく成長。およそ20万点にも及ぶ機械部品を取り扱う同サイトでは、この程第4弾のカタログが発行された。
 
さらなるIT化を推進
自分の身は自分で守る

 5つの拠点を「KOPTOS(クロゼン・オンライン・ネットワーク・システム)」で結び、長年培ってきた知識とノウハウで製造・生産現場に最適な製品を供給する同社。黒田社長は、早期に導入したITをさらに追求し、「一人前になるまでに10年程かかる」と話す人材育成の補完ツールとして活用していく方針だ。
 朝礼では常々「自分の身は自分で守れ」と話しているという黒田社長。国内での通販事業を軌道に乗せると共に、新たな人材の活躍によって予測不能な未来を生き抜く。
「同じ商品なら『この人から買いたい』と思われることが商売のコツ。上手に話せる人よりも、相手の話をしっかり〝聞ける人〟を求めています」(黒田社長)

【会社データ】
本社=埼玉県川口市本町3―6―25
☎=048―222―1411
創業=1950年12月
資本金=6000万円
従業員数=64名
事業内容=伝動要品(産業用機械部品)の専門商社
http://www.kurozen.co.jp
『設備プロ王国.COM』
http://www.setubiprookoku.com

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