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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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安部彦(シリーズNo.1386)

京浜・京葉の工業生産を支えて半世紀
100年企業を目指す機械工具総合商社


安部 勝也 社長
 
 神奈川県川崎市の本社と千葉県市原市に拠点を構える株式会社安部彦は、切削工具・測定工具・作業工具・鋼材・配管・継手など22万品目にも及ぶ品揃えと豊富な在庫を保有する機械工具総合商社。いつでも即納できる販売体制を整え、日本の工業生産の中核を担う京浜・京葉工業地帯の電力・重電・化学プラント・清掃工場などに向けて顧客のニーズに応えている。

「創業以来変わらない当社の理念は、『顧客の要求に素直に応える』。たとえ小さな部品一つでもすぐに対応する・できる。それが『安部彦』です」
 と安部勝也社長は語る。


 こうした顧客第一の販売姿勢が信頼を獲得。創業以来50年、一度も赤字を出したことが無いという堅実な実績に繋がっている。
 安部社長は20年前、先代社長である父君の急逝により、32歳という若さで突然会社を引き継ぐこととなった。既に営業職として社業に従事していたものの、経営の知識や経験も無く、一時は社長就任を躊躇したという。
 しかし、「自分がやらなければ会社が立ち行かない。社員を路頭に迷わせるわけにはいかない」という強い思いから二代目社長への就任を決意。その後、リーマン・ショックや東日本大震災など幾多の荒波を乗り越えつつ、安定成長を遂げた背景には、常に「基本に忠実であれ」という信条があった。安部社長は言う。
「建物は2階、3階から建てることはできません。何事も、基礎から一つひとつ積み上げることが結果に繋がるのです」
 半世紀以上の歴史を重ねる老舗商社でありながら、同社の離職率はゼロ。担当者が築き上げた信頼関係が途切れることなく醸成する要因となっているのだ。
 
海外展開と組織力強化
己を知り、さらに飛躍

 同社は現在、海外での事業展開にも注力している。タイ・インドネシア・韓国・中国・インドでの販路拡大、商品調達の取り組みが功を奏し、今日の業績向上に大いに寄与している。今後も積極的な海外展開を推進し、さらなる事業拡大を図る。
 また、2011年には会社の諸規定や給与体系を一新。全ての社員が目的を共有し、「組織」として機能する体制構築に取り組んだ。毎朝、社員全員で行う清掃もその一環だ。30代の若手社員を積極的に管理職に登用するなど、組織の活性化にも務めてきた。
 同社の今期のスローガンは「言葉から形へ」。社員各自が設定した目標を1年間で実現する。言葉にして言うことは容易いが、それを形にして実現することは簡単ではない。そのためには、
「『敵を知り己を知れば百戦殆うからず』と孫子の名言にもあるように、己を知ることが大事。何かで自分を試し、そこから自分にできることが見えてくる。何事にも基本を大切に真剣に取り組むことが必要です」
 と安部社長は檄を飛ばす。
 これからも同社は、経験豊富な社員が一丸となり、「記憶に残るおつきあい」をモットーとして100年続く企業を目指す。  

【会社データ】
本社=神奈川県川崎市川崎区藤崎4―3―3
☎=044―233―1118
創業=1966年7月
資本金=3500万円
従業員数=26名
売上高=18億2500万円
事業内容=機械工具販売
http://www.abehiko.co.jp

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