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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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天昇電気工業 株式会社(第54回)

大胆な社内改革で名門復活へ!
老舗プラスチックメーカーの挑戦

石川 忠彦 社長

「闘う天昇電気」を今年度の標語に掲げ、全社一丸となり名門復活に向けV字回復を目論むのが、来年5月に創業80周年を迎える老舗プラスチック総合メーカー天昇電気工業株式会社


 陣頭指揮に立つのは、プラスチック分野の豊富な海外経験を買われ、同社建て直しのために招聘された石川忠彦社長。2014年社長に就任した石川社長は成蹊大学を卒業後、三井物産に入社。専門家でありゼネラリストでもある鳥瞰的な視点を培いながら欧州や米国、東南アジア、中国など世界を駆け巡り、約30年以上プラスチック分野の経験を積んできた。
「長年のプラスチック成形加工分野の実績と信頼が奏功して、ここ数年で円滑に電機から自動車分野へのシフトに成功。現在ではトヨタやホンダ、富士重とは直取引をさせて頂いている。忠実に着実に仕事を全うした成果で、アベノミクスによる円安の追い風もあり、業績は回復傾向にある」
 と、石川社長は語る。
 そもそも同社は1936年菊地五郎氏により創業され、ソケットやスイッチなど電機部品製造から、合成樹脂の金型設計製作・成形から塗装・組立までを手掛けるプラスチック総合加工メーカーへ成長。61年には東証二部上場を果たし、国内5工場、海外3工場を構えるに至る。ところがリーマン・ショックに端を発して、受注先の6割を占める電機のシャープ経営危機の煽りを受け、同社の業績も急落の憂き目に。
 そんな折リリーフに立った石川社長は加飾など下流工程の技術強化や国内工場の独立採算制度の導入、人事評価制度の見直しや異動による人材の流動化、社外研修を含めたOJT教育の徹底等、矢継ぎ早に社内改革に着手。海外ではVW社のティア1であるポーランドの自動車部品大手ボリシェフ社との提携強化など、国内外拠点の改革を断行した。また、円安で国内回帰が進みつつある中、死守してきた国内5工場は、大きな存在感を示している。
「創業者の自社製品に対する思いを受け継ぎ、ものづくりの原点回帰を図るため、自社製品の開発にも力を注いでいる」(石川社長)
 ロングセラー「テンバコ」に加え品質・環境すべてに安全性の高い医療廃棄物容器「ミッペール」や雨水貯留浸透槽「シンシンブロック」も人気を集め、自社製品は売上の2割を占める。
「国内工場の精鋭化やメキシコの高級家具生産など、設備投資や海外展開、それに伴う人材育成強化を積極的に進め、名実ともに名門復活への狼煙をあげます」
 と、石川社長は語る。

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=東京都町田市鶴間687―1 天幸ビル17
☎=042―788―1555
創業=1936年5月
資本金=12億800万円(東証二部:6776)
事業内容=プラスチック成形加工、自社製品の開発等
http://www.tensho-plastic.co.jp

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