世界の一流演奏家に愛され続けて半世紀打楽器製品・アクセサリーのトップランナー
千葉 勉 社長
ドラムスティックの製造・販売で、国内市場の約8割という圧倒的なシェアを誇る有限会社バロックミュージック。大手楽器メーカーのOEM製造とオリジナルブランド「PLAY WOOD」を展開し、世界の名だたる演奏家からオーダーメードの依頼が後を絶たない。「厳選した素材だけを使い、基本は手作り。私たちが作る商品は演奏家の体格や、音楽作りにおける表現力の違いなど百人百様です。個性が求められる演奏家たちの要求を素直に聞き、満足を提供することで信頼関係を築いています」 と話す千葉勉社長。来日する度に必ず彼のもとを訪れ、交流を深めている海外の一流演奏家も数多い。
樺太で生まれ、戦後に本州へと引き揚げて茨城県に在住していた千葉社長。学生時代は陸上競技に情熱を注ぎ、インターハイにも出場した。将来を有望視されて大学から誘いを受けていた当時、父君が病に倒れたことで進学を諦め、ヤマハの前身企業の一つである日本管楽器㈱に就職したことから楽器作りの世界に入る。「陸上競技に打ち込んでいた時から『同じスタートラインに立ったら誰にも負けたくない』という気持ちを持ち続けています。例え自分で進むべき道を決められない状況でも、そこから先、どれだけ自分が頑張れるかが大切です」(千葉社長) 日本管楽器㈱でリコーダーなどの設計・開発に携わっていた千葉社長は、1969年に独立を果たして同社を設立。現在の主力であるドラムスティックやマレットといった打楽器製品・アクセサリーを中心に商品構成を順次拡大し、トータルメーカーとしてのポジションを確立してきたのだ。人との出会いで常に前進〝先〟を見据えた商品展開 半世紀近くにわたって業界の先頭を走り続けてきた千葉社長は、「人生の中で一番大切なものは人」と言い切る。自身も多くの出会いからヒントを授かり、常に前進を続けてきた。「自分だけで出来る事には限界があり、常に人に助けられています。自分を犠牲にしても他人の利益を図る『利他の心』が商売、そして人生でも大切なのです」 と話す千葉社長。健康にも留意し、規則正しい生活と努力を怠ることはない。
また、中国でのイベント需要の増加を見通し、マーチングバンド向けの商品展開も考案中。本格的なフラメンコスタイルのカスタネットを商品群に加え、学校教育の現場や高齢化社会に普及させようとしている。「他の科目に遅れをとる音楽の授業をレベルアップさせたいと考えています。ご高齢の方には、指先を細かく動かすカスタネットを使って、音楽を楽しみながらリハビリに取り組んで頂きたいですね」(千葉社長) 常に先手の商品開発で演奏家たちの期待に応える千葉社長。従業員が働きやすい職場作りにも取り組み、明日の音楽産業を担う「人」を育てていく。 【会社データ】本社=埼玉県川口市朝日5―3―30☎=048―223―9310創業=1969年4月従業員数=40名事業内容=打楽器分野商品の製造・販売http://www.playwood.co.jp
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