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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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丸進(シリーズNo.1756)

人と人との結びつきを大切に――
多彩な引き出しで急成長する繊維資材商社



野澤 孝康 社長


 平安時代から腕利きの織物職人たちが集い、高級絹織物「西陣織」発祥の地として知られる京都・西陣エリア。今も織物産業の老舗業者が軒を連ねる中立売通に本社を構える株式会社丸進は、洋服にアクセントをもたらすリボンやレース、組紐、ブレイドといった繊維資材の専門商社として設立から70年超の業歴を重ねている。
「当社の仕事は対面販売がメイン。常に人と人との結びつきを大切にし、営業部門を中心とする社員たちの頑張りによって今日まで生き残ってこられました」
 と話す野澤孝康社長は立命館大学を卒業後、アパレル会社で4年間勤務し、「JICA」の青年海外協力隊にも2年間参加。7年前に4代目の社長に就任し、創業当時から脈々と受け継がれている「人と人との結びつきを大切にする。」という言葉を社訓として定めた


 同社の創業は1935年に遡る。西洋文化が徐々に浸透し、衣服が和装から洋装へ変化していった昭和初期のモダンを彩る帽子のリボンなどを販売していた。
 その後、50年に会社組織として設立した同社は商品ジャンルを広げ、現在は特にパーカーやトレーニングウェアに通す組紐で高いシェアを誇るなど、近年はカジュアル衣料向けを中心に売上を伸ばしている。
 また、創業当初からアジアでの貿易業務に取り組んできた同社は、上海、香港に現地法人を設立。2年前にはベトナムにも現地法人として工場を開き、急成長する業績の一翼を担っている。

B to Cへの挑戦
攻めの姿勢で変化


「ベースは繊維資材の専門問屋なので商品分野は決まっていますが、お客様の要望に応えられる商品を総合的に提案できることが強み。海外の仕入先も開拓し、引き出しの多さには自信があります」    
と胸を張る野澤社長は、オリジナルブランドによるBtoC事業にも挑戦。10年前に手芸資材のオンラインショップ「ROSE ROSA(ローズローザ)」をオープンし、国内メーカーはもちろん、フランス、ドイツなど海外から直輸入するリボン、紐、レース、ボタン、アップリケなど約1400点の個性豊かなアイテムを販売している。
 また、紐の用途をインテリアや文具、生活雑貨にまで広げてオシャレと利便性を提供する新ブランド「line―R」も若い女性たちから人気を集めている。  
「攻めの姿勢とトライしていく気持ちが大事。会社経営も時代に合わせて変化していくことが必要です」
 と話す野澤社長は、これまでに香港現地法人の創設から企画室の開設、オンラインショップ、オリジナル商品など様々な挑戦を成功させてきた。今後も展示会への積極的な出展や、コラボレーションできる異業種の開拓も目指すという。


【会社データ】
本社=京都府京都市上京区中立売通松屋町東入新白水丸町460―1
☎=075―432―2131
設立=1950年5月
資本金=2000万円
社員数=66名
売上高=21億7600万円
事業内容=リボン・レース・組紐・ブレイドなど繊維資材の企画・卸売・輸出
http://www.marushin-kyoto.co.jp

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