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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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金子乳業(シリーズNo.1712)

付加価値を追求する牛乳販売店が創業45周年
事業の相乗効果で「小さくても強い会社」へ


金子 雅一 社長


 今年で創業45周年、会社組織として設立してから30周年の節目を迎えた金子乳業有限会社。数々の環境変化の中を生き残り、さらに近年右肩上がりで成長を遂げている背景には、各事業の強みを生かし合う相乗効果があった。   
 1974年、明治乳業の特約店として宅配牛乳をスタートさせた同社は、4年後からスーパー向けの卸売を始め、他のメーカーとの取引も広げながら着実に事業を拡大。売り場管理など付加価値が高い営業活動も評価され、メーカー各社からの信頼を積み上げてきた。


 その後、東日本大震災の影響で一時は停滞したものの、2012年にメーカーとの信頼関係に基づく特販部門を開設し、工場の引き取りによって価格決定権を獲得。「利は元に在り」で安定した経営基盤を築くとともに、卸売で培った配送網を利用した物流業にも参入し、再び上昇気流に乗った。
 現在は首都圏近郊のスーパー約500店舗に多彩な商品を供給し、7年連続で増収を続ける同社。創業者である父君から13年に事業を継承し、近年の進化と成長を牽引してきた金子雅一社長は、次のように話す。
「当社の4本柱である『宅配』『卸売』『特販』『物流』は全てコラボレーションできる。商流が変化しても、配送を基軸にした食品流通支援という事業領域の中で各部門を組み合わせ、付加価値を生み出していきます」
 また、先代から「社員を大切にする」という思いを受け継ぐ金子社長は、働き方改革にも着手。出退勤の時間も社員一人ひとりの管理に委ねるなど、自由度の高い職場づくりは人材教育にも繋がっているという。
「人は指示や命令を受けると言い訳をしたくなる。反対に、放任すれば自分で仕事を見つけ、自発的に取り組むようになるのです。朝5時から出勤し、午前中にメインの仕事を片付けてしまう営業社員もいます」
 と、社員たちの自律に目を細める金子社長は正社員と年2回、パート・アルバイトとは1回、必ず全従業員と面談。次の改革に向けたヒントが見つかるという。 

日本の朝を豊かにする!
食パン専門店オープン


 そして今年11月、同社は新規事業として本社の1階スペースに「食パン専門店」を開業する。宅配牛乳で培ってきた地域の物流網を活用し、焼きたてのパンをその日の朝に食卓へ届けられるだけでなく、金子社長はスーパーへの食品卸売事業との相乗効果も期待する。
「既存のお客様に対しても付加価値になる新規事業を常に考えていました。食パン専門店は、『日本の朝を豊かにしたい』という当社の理念をまさしく具現化する5本目の柱です」(金子社長)
 1店舗目でノウハウとビジネスモデルを構築した後はフランチャイズ展開も視野に入れているという金子社長。さらなる進化が同社を「小さくても強い会社」に成長させ、来年末までに年商20億円を目指す


【会社データ】
本社=東京都足立区佐野2―7―1
☎=03―3629―7333
創業=1974年1月
資本金=500万円
従業員数=70名(パート・アルバイト含む)
売上高=15億5000万円
事業内容=乳製品類・食品の販売・卸売、運送業
http://www.kaneko-milk.com

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