120年以上の歴史を誇る
下田地域ナンバーワン石材店
山岸 弘幸 社長
伊豆半島南部に位置する静岡県下田市。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が魅力の海水浴場や、黒船来航により日本で最初の開港場となったことでも知られるこの地で、120年以上の歴史を誇る企業が有限会社山岸石材店だ。 墓石の設計から施工、点検、販売までを一貫して手掛ける同社。消費者がお墓づくりを安心して頼める店を目指し、1983年に組織化された「一般社団法人全国優良石材店の会(全優石)」の認定も取得し、お墓に対する相談すべてに対応した、顧客の希望に沿ったお墓づくりに努めている。
「近年異業種から参入した企業が、安価な輸入品の墓石を販売していますが、1~2年後に変色やひび割れなどが生じる事例も見られるようです。全優石認定店では、石材店と全優石が10年間保証する保証書を発行し、建てた後も責任を持ち安心をお約束しています」
と語る山岸弘幸社長は、静岡県東部石材加工組合の組合長も務め、お墓が持つ役割の大切さを啓蒙する活動にも着手。10月18日には沼津市プラザヴェルデで組合初の試みとなる、ぬまづ「終活」フェアを開催する。
「お墓の形体は多様化しています。散骨などお骨を自然に帰す選択も報道されていますが、故人が眠っているお墓にお参りをすることの意義も伝えていきたい。日本が世界に比べて治安がよく、犯罪の数が少ないのは、多くの家で先祖供養の習慣が根付いているからと言われています」(山岸社長)
祖父の狛犬との出会いで
「家業を継ぐ」と決心!
山岸社長は幼い頃から墓石づくりに励む父君の姿を見ていたが、家業を継ぐ意思は無かったという。大学卒業後は、8年間名古屋で営業職に従事していた。
「30歳になったら下田に帰ることは考えていました。そんな時、初詣に行った白浜神社で祖父の名が刻まれた狛犬を見つけました。他界して20年経ってもなお、生きた証が残されていることに感銘し家業を継ぐ決心をしました」(山岸社長)
しかし、家業を継いだ当時はバブル崩壊直後。危機感を感じた山岸社長は、同社を地域ナンバーワンの石材店にするべく、工場新設プランの作成に取りかかり、21年前に工場を新設した。
「これは親族から猛反対されましたが、『リスク無しに成功無し』『先代たちを泣かすことはしない』と伝え、何とか承諾を得ることができました」(山岸社長)
熟練の技術と自社工場による一貫体制、山岸社長が前職で培った営業力などにより下田市で確固たる地位を確立した同社は、社会情勢とともに変化し続けるニーズに応えるため、8年前に展示場、今年3月には浜松支店を開設した。
「浜松支店も『安心と技術』を売る専門店を目指す一方、下田商工会議所の副会頭として生まれた町である下田市の繁栄にも協力していきたいですね」(山岸社長) (大)
【会社データ】
展示場・事務所=静岡県下田市箕作712―1
☎=0558―28―1480
工場=静岡県下田市落合淵脇1―4
浜松支店=静岡県浜松市天竜区船明2137―3
☎=053―925―7110
創業=1893年
事業内容=墓石工事・建築石材工事・造園工事など
http://www.yamagishi-inc.com
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