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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

ハシモトホーム(シリーズNo.1059)

東北〝三冠王〟目指す地域No.1ハウスビルダー
揺るぎない経営基盤と信頼で顧客の心を掴む

橋本 貞夫 社長

 一人でも多くの人にマイホームの夢を――。株式会社ハシモトホームの願いは地域ビルダー着工棟数・東北NO.1(402棟/2013年4月~2014年3月・リビング通信社発表)、売上100億円(今期/37期)という目標達成とともに結実し、さらに強く、大きくなって顧客のもとへ届けられている。

「注文住宅でしか叶えられない、お客様の夢を実現させることが私たちの仕事です。信頼のバロメーターである実績を強く意識しながら、日々邁進してきました」
 と話すのは、金もコネも無い、たった一人の創業から着実に実績と信頼を積み上げ、抜群のリーダーシップで同社を躍進させてきた橋本貞夫社長。大手住宅メーカーの営業マンだった当時、会社本位の家づくりに疑問を抱いたことが独立したきっかけだ。〝お客様本位〟の家づくりを目指す誠実な思いが同社のルーツである。
 八戸市に構える本社をはじめ、青森・岩手・秋田の北東北3県に12拠点を展開し、これまでに約6500棟の住宅を引き渡してきた同社。青森県内で戸建住宅着工棟数第一位を12年間継続するなど、飛躍の転機となったのは、耐震性と断熱性に優れ、寒さが厳しい北東北地方の家づくりに最適な2×4工法の導入だ。
「パートナーとなる建材屋が必要でしたが、どこもまともに話を聞いて頂けませんでした。一度は諦めかけましたが、的確にエビデンスを示して〝将来図〟を見せることで一社の建材屋から協力を得ることができました」
 と、当時を振り返る橋本社長。この時奏功した、データや情報に基づく〝将来図〟が2×4工法という活路を開いただけでなく、今日まで根付く「嘘をつかない」というコミュニケーションの基本理念を形作った。
 また、地元の大工に依頼して「坪いくら」の口約束で施工が始まる、当時の家づくりの慣習に風穴を開けた橋本社長。工事が進む中で設備や内装などの追加費用が加算され、最終的な見積り金額が口約束を大きく上回ってしまう業界の常識を覆し、契約書を取り交わして設計の事前打ち合わせを徹底する、新しいスタイルの家づくりを実践した。
「新興メーカーということもあって風当たりも強く、お客様から信頼を頂けるまでは苦労しました。初めから正確な見積もりを出すため坪単価は他社より高くなりますが、それでも選ばれ続けているのは、真面目にお客様が安心・満足できる家づくりを貫いてきたからだと思います」(橋本社長)
 インターネットの普及によって、顧客が手にする情報量も当時と比較にならないほどに増大した昨今においても、同社は単に顧客の要望通りに設計するのではなく、より正確で説得力のあるデータを揃えて最適な家づくりを提案。顧客の理想を形にするプロの流儀は、協力業者との確固たる信頼関係にも繋がっている。

地域密着の強みを生かし
独創的な企画コンセプト

 注文住宅の設計・施工を軸として、成長の歩みに合わせて着実に事業領域を拡大してきた同社。総合的に建築・不動産分野の実力を培いながら常に新しいコンセプトを創出し、地域と顧客のニーズに応えている。
「お客様が何十年も住み続けるために〝生活をデザインする〟ことが当社の家づくり。もう一度、初めて注文を頂いた時の感動を思い出し、一生で一番高い買い物であるマイホームと真剣に向き合うお客様の目線に立って、企業としての責任感と使命感を高めなければなりません」(橋本社長)
 名実ともに築き上げたNO.1ビルダーとしての地位に甘んじることなく、地域密着ならではの独自性を追求する同社の家づくり。希薄化する家族の触れ合いを取り戻す「屋上のある家」や「ハッピーママプロジェクト」と銘打って提供する「ママが笑顔になれる家」など、地域住民からリアルな声を集めた企画が好評だ。橋本社長は、豪雪地域で暮らす顧客から切実な意見を吸い上げて作る「雪国の家」も、新たに構想しているという。
「新築需要が減少している中、今までと同じ発想や大手の追随を続けていては勝ち残っていくことはできません。住宅メーカーも建てるだけでなく、クレーム対応や充実したアフターサービスなど新しい役割が求められる時代になりました」 と分析する橋本社長は、より長く、世代を超えて顧客をサポートするためにカスタマーセンターの開設に着手。新築に代わって高まるリフォームの需要を確実に取り込んでいく考えだ。

革新的戦略で組織力強化
活動エリア拡大も視野に

  そして今、同社は大規模な構造改革に挑戦している。
「企業の継続と安定経営こそが、お客様にとって一番大きな安心です。会社を潰してしまえば建てた後にお客様にサービスを提供することが出来なくなります」
 と、若い頃から言い続けてきたという橋本社長が改革の旗手。「売上」だけでなく、「利益」「財務」を合わせた東北の「三冠王」を目指し、それぞれがバランスの取れた革新的な経営・営業戦略を打ち出すことで、自社だけでなく業界全体を先頭に立ってリードする。
 将来的な不動産事業の分離など、売上ジャンルの拡張によるフレキシブルな業務体制をホールディングス化によって実行し、盤石な経営基盤を構築。先述したカスタマーセンター開設にも、遡って業務改善を促す狙いが込められており、顧客満足度向上によるさらなる信頼獲得に繋げていく。
 さらに、屈強な組織作りに不可欠なのが人材の育成と意識の向上。住宅業界特有の歩合給制度も見直し、新しい賞与体系を検討しており、営業だけでなく全部門が公平に評価・報酬を得る仕組みを浸透させることで、自社への帰属とチーム連携への意識を高めていく。
「『お客様本位』を突き詰めるためには営業と現場との密なコミュニケーションが重要です。お互いが同じテーブルを囲んで問題に向き合い、ある程度『標準化』した設計プランを共有することが解決の近道になります。お客様からの信頼に応える〝ハシモトイズム〟を次世代に継承するためにも、今年が一番大事な年です」
 と意気込む橋本社長は、エリア戦略を再考して拠点拡大も視野に入れる。東北から全国区へ――。その名を轟かせる日は近い。
 
【会社データ】
本社=青森県八戸市類家4―5―2 
☎=0178―71―1700
設立=1977年11月
資本金=3000万円
従業員数=176名
売上高=103億円(グループ売上高=125億円)
事業内容=注文住宅・アパートの設計・施工、宅地開発、分譲住宅販売、中古住宅再生など

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