九州全域の「水」と「食」に安全・安心を
全幅の信頼を紡ぐ「環境ドック」企業
パソラボグループのアイデンティティが反映された同社のロゴマーク
私たちが日常的に口にする「水」や「食品」は常に〝安全〟が大前提だ。確かな〝安全〟を裏付ける機関には、緻密な検査技術はもちろんのこと、恒久的な信頼性が求められる。
鹿児島市に本社を置く株式会社東洋環境分析センターは、福岡市の事業本部を中心に4カ所のラボラトリーと9カ所の営業所を展開。様々な水質検査をはじめ、食品検査・環境調査を通じ、九州一円の「安全・安心」を守り続け、この6月に設立18年目を迎えた。
医療機関の臨床検査を請け負う㈱クリニカルパソラジーラボラトリーの一事業部門でスタートした同社は、医療とは異分野の水質検査を担う企業として2002年に独立。以来、広範囲の様々な業種の各種の調査ニーズに応えてきた。
藤井社長は今年度の大きな取り組みとして「九州全域に対する、これまで以上の検査体制の充実」と「九州外からの検査事業の受け入れ」を挙げる。しかし九州以外からの検査事業の受け入れについては、クリアすべき課題も多いようだ。
「今すぐ進めるとなると、管理面で起こりうる問題は多く、現場から『もう少し待ってくれ』と見直しを迫られています。細かいことで信用を失うようなことがあってはならず、使命感だけではどうにもならないと痛感したと同時に、奇しくも現場の意識を高く奮い立たせる課題となりました」
と藤井社長は率直に話す。全国からの依頼に応える検査体制が整えば、同社の大きな転機となるだろう。
「事業はその時その時で同じように続いているように見えても、実際は不連続性の中で、常に変わっていかなくてはならない。幸いうちは若い社員たちが育っています。将来の展望を言うならば、若い世代の社員が使命感を持って『不易流行』の精神で、これからの時代を切り拓いてもらいたい」
と藤井社長は次世代への思いを語る。
【会社データ】
本社=鹿児島県鹿児島市下伊敷1-11-10
☎=099-806-1040
設立=2002年6月
資本金=7000万円円
従業員数=119名
事業内容=水質、食品の各種検査・分析、環境調査
http://www.let-toyokankyo.com
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