個性あふれる「一戸一絵」のリノベーション
「リノッタ」で満室経営の実現を!
小村 典弘 社長
賃貸オーナーにとって最大の悩みである「空室」。特に、中古物件の空室問題は全国的に深刻化している。
「中古でも物件の付加価値が高ければ、家賃を下げなくても借り手はつく。新築より高い家賃設定で貸し出すことも可能になります」
こう話すのは、石川県金沢市に本社を置く株式会社クラスコの小村典弘社長だ。
同社は満室経営の実現に向け、独自のリノベーションシステム「リノッタ」を賃貸オーナーに提案。これは「姫部屋」「カントリー部屋」など280ものデザインに基づき、中古物件をひと部屋ごとに異なるデザインに再生する取り組みだ。プロのデザイナーやコピーライター、WEBデザイナー、カメラマンなど自社クリエーター集団が物件のプロデュースを手掛けている。
「環境保全の観点からも、建てては壊すスクラップ&ビルドでなく、重要な都市ストックである中古不動産を有効に活用すべき。個性を追求した“一戸一絵”の部屋が、若者を中心に喜ばれています」(小村社長)
この手法で、同社は賃貸経営の難しい地域とされる北陸にあって築30年超の物件全体で平均40%の家賃アップに成功。こうした実績が注目され、全国から引き合いを集めるようになった。
そこで同社は、ファイナンス面も含めたリノッタのノウハウを全国の不動産業者に提供。加盟店は約200店にまで増えている。また、県内の不動産業者としては初めて東京進出も果たし、首都圏のオーナーに向けた不動産コンサルティングにも注力。都内の物件購入を希望する金沢在住オーナーの要望にも応えている。
1963年、タカラ不動産商事として創業した同社。単身赴任者用食事付きマンションやペット同居型マンションなど、既存の枠にとらわれない様々な「県内初」「全国初」のサービスを生み、業界をリードしてきた。
50周年の節目を迎えた2013年には現社名に変更。新たなスタートを切った。現在5社のグループ会社を有し、㈱クラスコケアはサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームを6棟運営。県内有数の高い入居率と満足度を誇っている。
小村社長は、昨年7月に本格的に家業を継ぎ3代目経営者に就任。先代の小村利幸会長から継承したのは、いち早く新しいことにチャレンジする創業の精神だ。
「相続増税や所得税の最高税率が引き上げられるなど、富裕層にとって節税対策は急務。今後は不動産にとどまらず、総合的な資産コンサルティングでお役に立ちたいですね」(小村社長)
その一環として、新たに保険事業部も始動。物件に掛けられた既存保険の見直しや相続対策に役立つ保険をオーナーに提案している。
加賀百万石、金沢の地から全国に存在感を放つ同社。変化する時代のニーズを的確にとらえ、今後も様々な価値を創出していく。
【会社データ(問い合わせ先)】
本社=石川県金沢市西念4―24―21
☎=076―222―1111
創業=1963年12月
資本金=1億3710万円
従業員数=260名(グループ合計)
事業内容=不動産賃貸借、管理・修理及び仲介、売買、建売住宅建築・販売など
http://www.crasco.jp
[5回]
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