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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

㈱ジー・ディー・エス(シリーズNo.984)

「浜松を元気にしたい」が発端。静岡・甲信越に
63店舗を展開するマルチフランチャイザー
谷野 剛一 社長

「G-1Spirits」。これは、静岡・甲信越地域で「牛角」「かまどか」「土間土間」など外食FCを63店舗(直営10店舗・FC53店舗)展開する株式会社ジー・ディー・エス(谷野剛一社長)が主催するパートナーズ・フォーラムの最高峰。各地区から選考された優秀店舗のパートナー達(パート・アルバイトのスタッフを同社ではこう呼ぶ)が、広いホールのステージ上で店舗運営の工夫や成果を、シュプレヒコールや映像・グラフを交えて発表し、集まった観客の投票でグランプリを決定するという一大イベントだ。
 年1回の開催で、昨年10月9日(水)、グランドホテル浜松で開かれた第11回大会には筆者も観客の一人として参加したが、若者達の熱意やエネルギーがひしひしと伝わってくる、正に感動的なコンテストだった。
 休憩時間に上映される「Gィィ~んストーリー」は来店するお客様とパートナー達との心温まる触れ合いのエピソードを集めたもので、これも「心にじィィ~ん」とくる物語満載だ。
 壇上に上がったパートナー達の中には高校生もいたが、平日にも関わらず学校の許可を得て遠方から参加したとのこと。このイベントの教育的効果が先生達にも認められていることの証といえる。現在全店舗で約1300名のパートナーが活躍中で、過去、累計1万名以上のパートナーが感動と達成感を胸に卒業していったことになる。

始まりは「宗家にんにくや」
「心地よさ追求業」63店舗への軌跡

「生まれ故郷の浜松が好きで、ずっと浜松の役に立ちたいと思ってきました」
 と語る谷野剛一社長は、1950年1月1日生まれの64歳。青山学院大学経済学部・愛知大学大学院を卒業後、浜松本社のヤマハ発動機に就職するが、勤務地は浜松に縁の無い地方ばかり。30歳の誕生日に一念発起し退職を決意、故郷・浜松に戻って父親が経営する谷野税務会計事務所に入所する。会計を学びながら浜松の企業発展に尽力するうち、97年47歳の時、1枚のFAXが事務所に届いた。それは「宗家にんにくや」のFC加入説明会の案内状だった。岡山のFC本部の店舗に視察に行くと、その瞬間、「この店を是非、浜松の若者に楽しんでもらい、元気になってもらいたい」との強い思いにかられ、生まれて初めての飲食店経営に乗り出すことになる。
 店舗面積175坪・250席の「宗家にんにくや」浜松店は、98年7月のオープン後、瞬く間に繁盛店に。評判が評判を呼びオープン11カ月半で11万人の来店客数を記録した。その勢いは同年12月の掛川店オープンに繋がっていく。
 そんな中、谷野社長は現在の飛躍の出発点となる「炭火焼肉酒家・牛角」を展開する㈱レインズインターナショナルの創業者・西山知義氏(元社長)との出会いを果たす。氏の外食に賭ける「想い」に共感し、98年10月には、レインズ社と静岡・甲信越地区の「牛角」FCエリア本部の契約を締結。翌99年4月には会計事務所より飲食関係部門を分離独立し、㈱ジー・ディー・エスを設立。GDSとはグローバル・ダイニング・システムの略だ。
 以来「牛角」の出店ラッシュは続き、2002年1月には「居酒家かまどか」の同地区FCエリア本部経営権を取得、併せて「居酒家宴土間土間」の直営展開も進め、現在では、「ビストロ呉服町Combine」「串焼き・釜飯 姫物語」を含め、5業態63店舗を展開するマルチフランチャイザーに成長。
 静岡地区の「牛角」1号店となる浜松中央店開店当初のこんなエピソードがある。谷野社長が浜松市内のある中華料理店で食事中に、隣の席のカップルの女性が、「『宗家にんにくや』をやってるジー・ディー・エスが、最近『牛角』を始めたんだって。今度連れてってよ」と、男性におねだりしている場面に出くわしたのだ。谷野社長はそれを聞いて、自社の「心地よさ追求業」を理念とするビジネスモデルに自信を深めたという。
「浜松を元気にしたい」という情熱から始まった急速な店舗展開は、FC本部としての万全のバックアップとサポートが評判を呼び、甲信越地区にも波及。お膝元の静岡27店舗に対し、山梨7店舗、長野19店舗、新潟10店舗と拡大中だ。

静岡・長野・山梨の「社長tv」
代理店として地域活性化に貢献

 一方、谷野社長が愛する故郷・浜松市は自動車部品メーカーが林立する「車」の町。リーマンショック以降、大手自動車メーカーが拠点を海外に移すのに伴い、浜松の中小部品メーカーは元気を失いつつある。
 そんな矢先の昨年3月、谷野社長は日本最大の経営者ウェブTV「日本の社長tv」を運営する福岡県の㈱ディーノシステム・中島一明社長に出会い、静岡・長野・山梨地区のエリアパートナーとして代理店契約を結ぶことになる。
 これは、全国各地の有力中小企業の経営者インタビューを収録し、「○○の社長tv」という各県名を冠した番組にしてWeb上で公開するもの。登場した社長同士はWebを通じて交流できるほか、就職活動中の学生は、その番組を見て社長の人となりを知り、入社を希望する場合はWebを通じてその社長と直接コンタクトできるという仕組みを持つ、新感覚のWebメディアだ。
「静岡の社長tv」は昨年3月の開局以来1年間で、既に188社を収録・公開中で、今後、「長野の社長tv」「山梨の社長tv」を順次開局していく計画だ。
 番組制作初挑戦の谷野社長は「静岡の社長tv」開局に当たって、専属のインタビュアー2名を養成。彼等は現在、毎日のように静岡県内各地を飛び回っている。
「長野・山梨についても4月から掲載企業の募集を始めており、『社長tv』を知る企業から好反応が多く来ているとのこと。何より地域の中小企業に元気になって欲しい。静岡での好調な滑り出しを礎に、長野・山梨でも成功を納め、3年後には3県併せて1000社の公開を目指す」
 と、谷野社長は「社長tv」に賭ける意欲を語っている。
 JR東海道線・舞阪駅から車で5分。浜松市西区にある本社オフィスは木の香溢れる古民家風の佇まい。これも従業員の発想を豊かにする開放感の演出だ。現在、東海地区で30~40店舗の展開が可能な新業態を開拓中の同社。どんなお店が出来るか楽しみだ。 (木)    

【会社データ】
本社=静岡県浜松市西区大久保町2840-1
☎=053-482-3768
設立=1999年4月
資本金=5000万円
従業員数=約240名(パート・アルバイト含む)
事業内容=外食FC本部の運営、「社長tv」の運営
http://www.gds.co.jp
【静岡の社長tv】
http://shizuoka-president.net

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コメント
1.無題 NONAMEさん (2014/06/07 13:19)

1月1日生まれ???

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