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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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株式会社 ピーエスアイ(第63回)

インフラ整備とセキュリティ対策に貢献する
創業40年のインターネット製品輸入販売会社

山崎 充宏 社長

 近年インフラ整備は目覚しく発達し、人々の生活はより快適になっている。そんなインフラ整備に影ながら貢献する独立系の会社が、株式会社ピーエスアイだ。
 同社は1975年フェニックス・インターナショナル㈱として創業し、94年販売部門の強化を目的に同部門から独立して設立。主に米国のコンピューターネットワーク・セキュリティ関連製品を中心に、販売店を通じた輸入販売と技術サポートを行っている。5~10年がネットワークシステムを切り替えるタイミングと言われている中、同社は設立からも含め、15年以上継続してサービスを提供している顧客も多いという。



「創業以来、お客様の成功と問題解決を最優先に、日々の業務を真面目に行ってきました。品質とともに技術対応でも、検証や動作確認、不具合があった場合に理由を明確にする調査書や報告書は欠かしません」
 と語るのは、前身の会社で専務を経験した後、同社設立に携わり、07年社長に就任した山崎充宏社長だ。
 設立から1年後の95年には、光ファイバー時代の到来を予期し、米国トランジションネットワーク社のネットワーク接続機器の日本独占販売権を当時取得。中でもITネットワーク・インフラに光ファイバーケーブルの利用を単純化する「メディアコンバータ」は、100㍍以上の通信が可能で、ネットワーク環境に合わせ、標準型、温度拡張型、産業用などを揃えている。ネットワーク・スイッチを使うことで屋内のみならず、監視カメラを屋外の広範囲に設置するニーズにも対応。公共サービスや道路、地下鉄など、インフラを支えるあらゆる場面で同製品は長年使われ続けている。
 03年には、米国フォーティネット社の次世代ファイアウォール「FortiGate」などのネットワーク・セキュリティ関連製品の販売を開始し、インターネットの普及によるセキュリティ対策にも着手。近年はサイバー攻撃が社会問題化し、2016年1月のマイナンバー制度にともない、どの組織も高度なセキュリティ対策が求められている中、市場シェア1位の「FortiGate」は大手・中小企業、さらに学校などにも使われ始めている。
 今回紹介した製品を含め、同社は10月28日からそれぞれ開催される「第5回情報セキュリティEXPO秋」「サンテレホンICT総合展示会」に出店予定だ。
「今後は不可能と言われる内部ネットワークの不正や情報漏洩アクセスに対応するため、数学を適用して内部の動作をモデル化し、コンピューターを監視する英国システムの提供も計画しています」(山崎社長)

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=東京都新宿区新宿5―5―3 建成新宿ビル4F
☎=03―3357―9980
創業=1975年3月
資本金=5000万円
事業内容=コンピューターネットワーク・セキュリティ製品の販売・サポート
http://www.psi.co.jp

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