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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

茅(シリーズNo.1037)

中国とバングラデシュの自社工場から
一貫製造体制で袋物類縫製品をOEM供給


池谷 一憲 社長

 商品のライフサイクルが目まぐるしく変化する昨今。メーカー各社が商品の独自性を見出すことに試行錯誤を繰り返す中、株式会社茅は“「創と技」の集団”としてクライアントニーズに応える生活小物類をOEMで供給している。
  1981年、様々な布地を切り貼りして風景などを描く「裂画」作家の大森麻紀永氏が、その魅力を生活小物を通して広めるために創業した同社。その後、現在のトートバッグやポーチを中心とする袋物類縫製品の受託製造に軸足を移し、国内外の有力ブランドからの確かな信頼を集めてきた。
 年々複雑化するクライアントからの要求に的確な答えを提供できる最大の強みは、2006年に設立した中国・広東省韶関市の自社工場。1万1500坪の広大な敷地に現地で採用した約800人の技術者が集い、年間約500万個の同社製品を全量生産している。
「中国に進出してから20年以上蓄積してきた技術力が結集する主力工場です。ポリエステルや綿など製品の原料も現地で調達し、コストメリットだけでなく、スピードや安定供給などの付加価値を提供しています」
 と話す池谷一憲社長。中国工場における作業の機械化・合理化を進め、さらなる生産力向上を図るとともに、中国国内の人件費高騰や安部政権発足以来の為替変動の影響から、注目したのがバングラデシュだ。
 世界第二位の衣料品輸出国として高い縫製技術が根付くバングラデシュで今年3月、およそ300人を収容できる新工場を設立した同社。すでに現地で約100人の工員を確保しており、中国工場からも技術者を派遣するなど、急ピッチで技術とノウハウの共有化に取り組んでいる。
「現在は綿や皮を原料とする製品が中心ですが、将来は中国工場と同じ製品、同程度の生産量を製造できる体制を目指しています。コストはもちろん、製品の幅も広げることができるため、お客様からも期待の声を頂いています」(池谷社長)
 また、製品の企画やデザイン、サンプル作成などを行う日本本社では、デザイン室に最新のCADシステムを導入。中国、バングラデシュの工場と密に連携しながら行う「一貫製造体制」も大きな強みとなり、スピーディーで低コスト、そしてハイクオリティーなOEM供給を実現している。

品質第一”を徹底し
誇りとともに夢を実現

「社員には、常に『品質=信頼』『納期は絶対厳守』と話しています。自分が関わった製品が有名ブランドの店頭に並ぶことに誇りを持ってもらいたいですね」
 と話す池谷社長の夢は、「多くの人から必要とされる会社となり、社会の発展と社員の幸福に貢献すること」。誠実な社員たちとともに、新たな地でその実現を目指していく

【会社データ】
本社=千葉県船橋市本町7―8―11 ピアコート3F
☎=047―426―3428
設立=1981年7月
資本金=8600万円
従業員数=950名
年商=33億円(連結)
事業内容=生活小物企画・デザイン・製造販売
http://www.kaya-inc.co.jp

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