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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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イーエムシー江の島モーターボートクラブ(シリーズNo.1035)

絶景のビューで快適なマリンライフを!
江の島唯一のモーターボート専用マリーナ


星野谷 丈二 社長

 海水浴やマリンスポーツで賑わう、湘南のシンボル江の島――。小田急線や湘南モノレール、江の島電鉄など首都圏からのアクセスも便利で、日本三大弁財天の「江島神社」や「江の島岩屋」「龍恋の鐘」「江の島サムエル・コッキング苑」など、数多くの観光スポットが揃っている。
「江の島はマリンスポーツの聖地として、64年に開かれた東京オリンピックのヨット競技会場にも選ばれました。一方、一般の観光客が楽しめる場所もたくさんあり、まさに楽園です。絶景を眺めながら、ここで仕事ができる幸せを感じ、度々神社に行って感謝の気持ちを伝えています」
 と話す株式会社イーエムシー江の島モーターボートクラブの星野谷丈二社長。
 同社は66年に創業され、翌年、江の島に事務所を開設。以降、モーターボートの保管やメンテナンスを中心に、小型船舶免許教習やオーナー同士の親睦を深めるイベントの開催、夏には、鎌倉の材木座海岸に海の家「ほしのや」を運営するなど、海に関するトータル的な〝遊び〟を提供している。
「当社は相模湾に数少ない小型ボート専門のマリーナとして、相模湾の中心である江の島に唯一モーターボートが保管できる場所となっています」(星野谷社長)
 モーターボートの保管方法は、船にベストな完全陸置き保管で、多くのオーナーから好評を得ている。また、オーナーの出航は天気や風、波などを予測して星野谷社長が判断。変わりやすい海の天気を的確に予測し、オーナーの安全を守る重要な作業となっている。
「お客様は長年お付き合いのある方や紳士的で落ち着いた〝オトナ〟の方々が集まっており、アットホームなマリーナとして、プライベートな時間を満喫して頂いています」(星野谷社長)

総合的なマリーナを目指し
クラブハウスを建設予定

 星野谷社長は沖縄のマリンスポーツ会社や漁師などを経験した、まさに〝海の男〟だ。その後、湘南海岸沿いに店を構えて飲食業を始めるとともに、オーナーが友人だった関係から頻繁に同社を訪れていた。
「客として利用していた時から、不思議な縁を感じており、何となく将来はここで働くと思っていました。今の仕事は、過去の経験をすべて活かせており、当社で働くことは必然だった気がします」(星野谷社長)
 そして、実際に縁あって社長職に就いた星野谷社長は、「オーナーに快適なマリンライフを送って頂く」ことを使命と決め、マリーナの舵を取っている。中でも、創業以来、いっさい手付かずだったマリーナの整備をスタートした。
「総合的なマリーナを目指し、新しいクラブハウスを建設予定です。楽園のような『江の島』で、快適なマリンライフを一緒に送りましょう」(星野谷社長)

【会社データ】
本社=神奈川県藤沢市江の島1―2
☎=0466―23―8087
創業=1966年12月
資本金=1000万円
事業内容=モーターボートの保管・メンテナンスなど
http://www.emcenoshima.co.jp

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