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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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サンパック(シリーズNo.1041)

抜群のチームワークとスピードで信頼に応える!
笑顔と活気で人を魅了する加工梱包会社


青山 範子 社長

青山 歩未 社員

 包装作業や詰め合わせ、配送準備など贈答用商品の加工梱包業務で、大手老舗食品メーカーN社を中心とするクライアントから確固たる信頼を集めている株式会社サンパック。N社の物流加工請負会社200社の中で今年は7位。常にトップクラスの取引実績を維持している。
 「他社が10人で行う作業を約半分の人数で完了できる作業効率の高さで、納期に絶対間に合わせるスピードの速さが強みです。厳しい基準のルールを設定し、品質管理も徹底しています」
 と話す青山範子社長は、30歳の頃に名古屋でN社の贈答用商品を配送する仕事に従事。埼玉県で同業を営む会社が撤退することをきっかけに、N社の関係者からの勧めで同社を設立した。
 加須市に構える約200坪の自社工場で働くスタッフは10数名。青山社長が培ってきた業務ノウハウと、少人数ならではの抜群のチームワークこそが圧倒的なスピード感を生む要因だ。
「不満があれば必ず私に話してくれるようにお願いしています。楽しく、和気藹々と仕事ができる職場を守り、従業員とずっと一緒に仕事をしていきたいですね」
 と、笑顔で話す青山社長の快活な人柄や、心から仕事を楽しむ従業員たち――。そこには、まるで家族のような明るく温かい職場環境が作り上げられている。
 重労働ともいえる仕事へのモチベーションアップにも力を注ぎ、従業員との密なコミュニケーションを重視している青山社長。お揃いのジャンパー・Tシャツの作製や、繁忙期の前にはボウリングなどの決起会で士気を高めている。
 そんな青山社長の奮闘ぶりと活気に満ちた職場環境は様々な人を惹きつけ、N社の社員やOBが作業を手伝いに訪れることも多い。

家族と従業員に感謝
強く眩い“太陽”の光

 青山社長は20歳で結婚。20代は3人の子育てに奔走し、離婚を機に働き始めた。紆余曲折を経ながら事業を軌道に乗せることができた背景には、家族や従業員の支えがあった。青山社長の長女・歩未さんも品質管理の仕事を担当している。
「子供を無事に育てることが私の使命だと思い、寝る間を惜しんで働きましたが、辛いと思うことはありませんでした。忙しい時に家事を手伝ってくれる家族には、とても感謝しています」
 と話す青山社長は自身の経験から、働く女性の気持ちや境遇を配慮し、健康管理や就労形態にも十分に気を配っているという。
「こんな私に付いて来てくれる従業員には非常に感謝しています。私も男性に負けないくらい〝強い女性〟として、皆を守っていきたと思います」(青山社長)
 明るく元気な太陽(サン)のごとく、青山社長はクライアントや従業員、家族を明るく照らし続ける

【会社データ】
本社=埼玉県加須市久下6―1―5
☎=0480―76―2550
設立=2009年2月
資本金=300万円
事業内容=贈答用商品の包装・詰め合わせ・製品検査・配送準備など
http://sunpack-2009.co.jp

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