登山・レスキュー・林業用装備品の第一人者
世界の一流品の日本総代理店として活躍
新倉 壽行 社長
登山愛好家の横の繋がりは強い。時にその繋がりは国境を超え、ワールドワイドに広がる。 その好例が、1986年10月設立の登山・レスキュー&高所作業・林業用装備品の輸入販売会社、株式会社ケーイーエムの創業者である新倉壽行社長だ。
1941年、神奈川県逗子市生まれの新倉社長と山登りとの出会いは18歳の時、職場の同僚と初めて行った丹沢表尾根縦走だ。以来、山行きの魅力に引き込まれ、65年には女医であり登山家の今井通子さん等と4人でJECC(日本エキスパート・クライマーズ・クラブ)を創立するなど、登山を通じて数多くの仲間達との出会いを重ねてきた。
その趣味が嵩じてスポーツ用品輸入販売会社に転職、やがて自ら、英・カリマー社、オーストリア・エーデルワイス社、独・マルキル社の、社名の由来ともなった3社からの10%ずつの出資を得て登山用品専門の輸入販売会社を興す。
ところが、事業も軌道に乗った99年、主要取引先であるカリマー社・マルキル社が大手に買収され、その取引が消滅。一旦は売り上げが激減したがそれを機に徐々にレスキュー・高所作業用品に軸足を移行。販路も消防・警察・自衛隊などに拡張してきた。その間、英・ディーエムエム社、オーストリア・ピープス社、チェコ・シンギングロック社など、世界の一流メーカーとの日本総代理店契約を締結。現在では、世界各国14社との契約を結ぶに至っている。その過程で大いに力を発揮したのが登山愛好家同志の強い絆だった。
世界に雄飛する夢を描く
アウトドア志向の若者歓迎
先の東日本大震災時には、ヘリコプターから大量の水を撒くための強靭なロープが採用されるなど、同社の取り扱う製品が高い評価を得ているが、近年では、登山、レスキュー&高所作業に次ぐ3本目の柱として林業用品の販売にも着手。いずれもロッククライミングなどの用具から派生して開発された資機材で、ここでも新倉社長の岩登りの経験が生きている。
同社では、各地で開催される「防犯・防災展」や「危機管理産業展」などに積極的に出展し、最新の救助・保安資機材の情報を発信するほか、自社主催での「ツリーケア・プロダクツテクニカルデモセミナー」を開催し、世界からその道のプロを招聘してデモを行うなど、用具・器具の啓蒙活動にも地道に取り組んでいる。
このように、世界の専門家との交流を密にする新倉社長は、全社員にも日常会話程度の英語の習得を勧めている。救助・保安資機材の商品知識はもとより、言葉が解ることで強い意志はより明確に伝わるからだ。
同社ではより一層の業容拡大と、次世代を担う後継者の育成を目指して、世界に雄飛する意欲のあるアウトドア志向の若者の参加を歓迎している。
日本の安心・安全を守る装備・用品を世界から調達し、日本に紹介していくダイナミックな事業に参加してみては如何だろう。
【会社データ】
本社=埼玉県さいたま市見沼区春岡3ー48ー4
☎=048ー687ー8255
設立=1986年10月
資本金=1000万円
事業内容=登山・レスキュー・高所作業・林業用装備品の輸入・販売
http://www.kemjapan.com
[3回]
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