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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

日新産業(シリーズNo.1082)

一貫生産と幅広い技術で他社を圧倒
〝超〟短納期を実現する試作のプロ


山元 陸雄 社長

「お客様のアイデアを可能な限り早く形にするのが私たちの使命です」

 こう話すのは、試作品製作を手掛けるプロ集団・日新産業株式会社山元陸雄社長だ。ものづくりのスタートラインといえる試作品において顧客が望むのは、品質はもちろんのこと「納期の早さ」だという。

「メーカーにとっては開発期間をどれだけ短縮できるかが勝負です。モノによっては即日納品も当たり前」と話す山元社長。

 それを可能にしているのが同社特有の技術と設備だ。量産工場などで見られる分業制ではなく、熟練の技術者がひとつの試作品を完成まで担当する一貫製作体制を構築。設備面での投資も惜しまず、金型製作から板金、切削、樹脂、造形などあらゆる加工に対応する最新設備を導入している。

さらに、専業技術を有する協力会社との緊密なネットワークも併せ持つ同社。顧客から「日新産業に頼めば安心」と信頼を集めるのも納得できる。

「近年、3Dプリンターが注目されていますが、当社では大型粉末造型機という設備を保有しています。耐熱性や耐衝撃性などに優れ、西日本で一番目の導入でした」と話す山元社長。人と設備の融合こそ熾烈なサバイバルを勝ち抜く秘訣というわけだ。
 
お客様にとって便利な存在であるために
試作にこだわり続ける
 
 同社は1974年に板金試作を主業に設立。その後機械加工や樹脂の試作など範囲を広げ、確固たる地位を確立してきた。

「大手メーカー様から『大量生産をやらないか』と持ちかけていただくこともありましたが、試作品専業のポリシーを貫くためお断りしてきました」山元社長

 ただ、量産に比べ仕事量が安定しない試作品だけに、幅広い分野の試作品を製作するべく新規開拓に並々ならぬ情熱を注いでいる。現在では、自動車や家電をはじめ、半導体、医療、計測器など多業種の試作品を製作し、年間数十社の新規顧客を増やし続けている。
  
「私を含め営業社員のほとんどが実際の加工方法を熟知した現場経験者です。これは、納期設定のずれを無くすこと、そして説得力に大きな差が生まれます」
山元社長

 また、税務署から優良申告法人として表敬されている同社。ITバブルの崩壊やリーマンショックなど不況期でも利益を出し続ける体力は業界でも稀有な存在だ。

 今年10月に40周年を迎えた同社。50周年への意気込みを尋ねると「知らぬ間に過ぎているくらいがいいんですよ。ただ、当社に頼んでよかったとお客様に言っていただけるようひたむきに仕事に取り組み続けるだけです」と話す山元社長。

 ものづくりのスタートを担うその姿に、試作のプロとしての誇りを感じることができた。    
 
【会社データ】
本社=滋賀県栗東市六地蔵1124
☎=077―553―2293
資本金=1000万円
事業内容=金属及び樹脂の各種試作品製作

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