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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

九州ハセック(シリーズNo.1085)

ニーズに丁寧に対応
日本で唯一のカップリング専門メーカー


奥田 康弘 社長

 まさにオンリーワンといえる会社が福岡県にある。動力軸継手(カップリング)を専業とするメーカー・株式会社九州ハセックだ。

 カップリングとは「回転する機械の軸と軸をつなぐ部品」のこと。軸を延長することや一方の軸から他方の軸へ動力を伝達することを目的としており、モーターの回転数を減らすことで、動力を大きくする役割も果たす。

 同社では、特に大規模なモーターを得意としており、製鉄機械、製紙機械、船舶用スクリュー、大型クレーン、電車の駆動部や各種プラントなど使用される分野は多岐にわたる。国内でのシェアは35%以上を誇り、あらゆる機械を動かす際に必要不可欠な存在だ。

 多種多様な分野で使用されるカップリング。そのため、標準仕様の製品だけではなく、付加機能や周辺の環境などそれぞれの顧客ニーズに対応して作り込む必要がある。

 同社は大手重工メーカーでは難しい細やかな対応と技術力でニーズを満たす製品を作り上げてきた。

「どんなに小さな注文でもお受けし、すべてのお客様を大切にここまでやってきました。それぞれの要望・用途に応じたオーダーメイドの製品を作ってきた積み重ねが現在の当社を形作っています」奥田康弘社長は話す。

 1970年の設立以来、ひたすらカップリング専門メーカーとしてのポリシーを貫き45年。独自の道を歩み、確固たる地位を築いてきたという自負は大きい。

現状に満足せず
新たなる展開を

 同社が現在、新たに力を入れているのが「鉄道」分野だ。国内では、国産初の完全超低床車両となる広島県の路面電車や、特許を取得した新製品が今年11月より使用されている箱根登山鉄道など、着実に活躍の場を広げている。

 さらに、中国・大連市に駐在事務所を置き、中国市場の開拓を目指している。 中国では車社会が飽和状態にあり、鉄道環境の整備が急務。中国大手の車両メーカーとの協力関係を構築し、すでに安全試験を通過したカップリングを持つ同社。今後、地下鉄の新車両などに採用されていく予定だ。

「いま当社に必要なのは、中国展開の柱となる製造や品質管理の素養を持った人材の確保です。10年後に会社の核となり、重要なポストを担う人材を求めています」

 続けて「会社自体の拡大ではなく、専門メーカーとしてトップを目指し続けたい。電力事業など他業種への進出も視野に、積極的に売り込んでいきたいですね」と展望を話してくれた奥田社長。

 誠実な経営姿勢を貫き、幅広い事業展開を見せる同社なら、今後もその経営戦略の歯車が狂うことはないだろう。

【会社データ】
本社=福岡県直方市大字上新入1677―5
☎=0949―24―3612資本金=1550万円
事業内容=動力伝達用軸継手総合メーカー、各種カップリング設計製作

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