電気接触関連機器のトップブランド
誇り高き「WashiON」は世界へ羽ばたく!
遠山 浩之 社長
精密機械工業が興隆し、「東洋のスイス」とも称される長野県諏訪地域。日本のモノづくりを代表するこの地で、半世紀以上にわたって唯一無二の電気接触技術を蓄積し、市場をリードしているのが共立継器株式会社だ。
商用電源が停電した際、瞬時に非常用電源に切り替えて電力を供給する「電源切換開閉用機器」と、フォークリフトやクレーンなどバッテリーで駆動する建設機械等の動きを制御する直流専用のコンダクター「電磁接触器」、工業用「端子台」という3つの製品群が同社の柱。伝統と誇りで培われた技術が生み出す自社製品は「WashiON」ブランドとして、配電盤メーカーを中心とするクライアントの厚い信頼を集めている。
「大量生産ではなく手作業で作るニッチな市場の製品ですが、各ジャンルの専業メーカーとしてお客様のニーズに適した製品を提供しています。より安定した経営基盤を構築し、お客様からの期待に応えていきます」
と話す遠山浩之社長は東京大学を卒業後、大手都市銀行に勤務。8年前に同社に入社し、昨年10月に義父である宮川昭二・現会長からバトンを受け継いだ。
本社工場と千曲工場、全国6カ所の営業所でネットワークを構築し、「WashiON」製品の開発・製造・販売を一貫体制で行っている同社。電力や交通、輸送、ビル設備など幅広い市場に製品を供給するとともに、引き合いが多い「直流手動開閉器」や消費電力を抑える「ソーラーリレー」といった太陽光関連機器をはじめ、時流に合わせて新たなジャンルを開拓している。
また、品質管理を徹底すべく各工場でISOを取得し、生産体制のさらなる強化と整備を推進。「CCC」(中国製品安全強制認証)マークなど、製品群ごとに海外規格の取得に取り組み、世界基準のハイレベルな製品開発を目指している。
「海外を意識した製品開発を行うことによって、これまでごく僅かしかなかった輸出の売上比率を直近2~3年で倍増させることが目標です。輸出の実務を熟知した即戦力の人材も採用していきたいですね」
と、語る遠山社長。ほぼマレーシアに限られていた海外の市場を他の東南アジアや欧米へと拡大していく。
フレキシブルな業務体制で新しい人材・組織を育てる
「誠実」「堅実」「着実」という「3つの実」を合言葉に、「売上」「コストダウン」「製造効率」で毎年10%増を続けることを目標に掲げている遠山社長。就任以来、注力しているのが人事や教育の新たなシステム作りだ。
「一人の技術者に依存しないフレキシブルな業務体制と技術レベルのさらなる向上、適材適所の人材配置、人間性重視の採用・教育によって組織力を高めていきたいと思います」(遠山社長)
本社工場の東北に位置する鷲ヶ峰の地名を取って名付けられた「WashiON」。活躍のフィールドを広げながら堅実に成長し、勇ましく飛翔し続ける。
【会社データ】
本社=長野県諏訪郡下諏訪町4684―1
☎=0266―27―8910
設立=1960年9月
資本金=3000万円
売上高=29億円
従業員数=150名
事業内容=電気接触関連機器製造
http://www.washion.co.jp
[2回]
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