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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

中野スプリング(シリーズNo.1438)

140年以上の歴史を持つ板ばねメーカー
高品質なNSKブランドを国内外へ


中野 隆平 社長

 東京・芝浦の地で、140年以上も続くものづくり企業があることをご存じだろうか。中野スプリング株式会社は、人力車用のばね製造を起源に、現在ではトラック・トレーラー用の高品質な板ばねを供給する老舗メーカーだ。

 昨年4月、その代表取締役社長に就任したのが、中野隆平社長。約20年ぶりの創業家からの代表就任だ。
「大手自動車部品メーカー向けのOEM供給や、オリジナルのNSKブランドとして、補修部品市場に板ばねを提供し続けてきました。国内の大手トラックメーカーすべてに対応した部品は、純正品と変わらない品質で高い評価を得ています。また国内だけでなく、1984年からは海外にも目を向け、現在では約20カ国に製品を輸出しています」
 と語る中野社長は、早稲田大学を卒業後、トヨタ自動車に入社。約10年在籍の後、同じ車業界であるメルセデス・ベンツ日本株式会社に入社し、同グループ会社の副社長まで務めあげた。

 20年前からアドバイザーとして経営の中身を注視していた中野社長は、歴史を刻む同社を自らの手で存続・拡大させるため、決意をもって代表に就任した。
「自動車業界も、右肩上がりという状況ではありません。人口と共に車需要が減少する中、会社を盛り立てていくため、就任と同時に中長期的ビジョンと5つの方針を社員に公表しました」(中野社長)

目指すは売上100億円
第2第3の事業の柱を模索

 第1には国内での板ばね販売間口の拡大。補修部品市場での更なるシェア獲得のため、大手部品卸企業との販売契約を再開。その実績も出始めているという。また、「国際オートアフターマーケットEXPO2017」に出展し、NSKブランドの製品をアピール。現在事業所のある札幌、仙台、大阪の他、福岡への進出も視野に入れている。
 第2に、板ばね以外の製品の取り扱い。現在模索中ではあるが、いずれ同社の第2第3の柱となる事業構築にチャレンジする構えだ。
 第3には輸出の強化や現地海外メーカーとのアライアンス。メイドインジャパンの品質を世界へ届けるため、社長自ら「世界一日本の中古車が溢れる国」ミャンマーなどを訪れ、交渉を重ねているという。
 第4は不動産事業の基盤拡大だ。本社・自社ビルの建て替えも視野に、その価値向上に努めるという。
 最後に、M&Aを活用した新しい事業分野への進出。グループ化も含めて、企業同士のWin―Winの関係構築も目指している。
「現状の当社の強みを生かしながら、最終的には売上100億円企業を目指します。社員の皆さんと対話し、培った社風や企業風土を尊重しながらリーダーシップを持って次の100年へ向けて取り組んでいきます」
 と語る中野社長に、日本の老舗ものづくり企業経営者の強い決意を見た。

【会社データ】
本社=東京港区芝浦4-11-17 中野ビル5F
☎=03-3451-3920
創業=1871年
資本金=1000万円
従業員数=75名
事業内容=リーフスプリングの製造・販売等
http://www.nakano-sp.co.jp

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