ペン型リキッドアイライナーの先進企業メイド・イン・ジャパン再興で世界市場を制覇へ
服部 勝髙 会長
化粧をする上で顔の印象を大きく左右するのがアイメイク。近年、その重要性が注目され、アイメイク化粧品の需要が拡大する中、ペン型リキッドアイライナーに特化したOEMメーカーとして躍進を続けるのがケミコスクリエイションズ株式会社だ。 1996年に創業し、昨年20周年を迎えた同社は「世に無い物を作れば成功できる」という信念の下、30年以上前、日本独自の筆ペンの技術と化粧品を融合したペン型リキッドアイライナーの誕生に自ら携わり、以来、この道一筋に取り組んできた服部勝髙会長を中心として、常に新しい機能を付加した高品質な製品の研究・開発に心血を注ぎ、業界をリードしてきた。
「アイライナーは、使ってみれば良し悪しがすぐに分かる製品だから面白い」 と語る服部会長は2004年、アメリカでカーボンブラックの化粧品での使用が認められると直ちにこれを製品化した。着色剤にカーボンブラックを用いた製品は発色に優れ、ひと塗りできれいに仕上る。さらに汗や皮脂、水に強いウォータープルーフ機能で使用中はメイクがくずれない一方で、メイクオフは40度程のお湯だけで簡単に落とせるという技術革新を他社に先駆けて実現し、大いなる成果を挙げた。 同社の強みは、一般的には中身と容器が分業となっている化粧品業界にあって、中身のインクから容器に至るまで研究・開発・製造の工程全てを自社グループ内で賄える体制を整備している点にある。このワンストップの体制と技術力が、中身と容器の高度なマッチングが求められる商品の品質を他社の追随を許さない領域まで押し上げている。 揺るがぬ技術の優位性で100億円企業を目指す 現在、同社の主な取引先は国内、米国、EU加盟国、韓国、東南アジア、中国など世界各国のメイクアップブランドやコスメメーカー120社以上に及ぶ。 そして、OEMメーカーとして複数の取引先に同じ商品は出さないことを矜持とする同社は、黒色だけでも多くの異なる処方を有しており、使う容器の加飾等も取引先ごとに異なる。こうした姿勢も、取引先から信頼される由縁である。 15年には従来の黒や茶色に加えてレッド、ブルー、グリーンなど数十色のカラーバリエーションを揃えた「ペン型カラーリキッドライナー」を世界に先駆けて開発。欧米の世界的ブランドや大手コスメメーカーを中心に広がりを見せている。 また、筆ペン型では難しいとされていたパール系のリキッドアイライナーの開発にも独自の技術で成功、今後、市場展開する予定だ。「日本の優れた技術を大切にして『メイド・イン・ジャパンを再び』という思いを強固に、どこにも負けない製品づくりで世界のシェアを拡大し、数年以内に売上高100億円達成を目指すと共に、次世代を担う技術者の育成にも注力したい」 と服部会長は語る。【会社データ】本社=東京都台東区三筋2―20―8☎=03―5829―6331設立=1996年2月資本金=2200万円従業員数=60名売上高=80億7100万円事業内容=化粧品・化粧品容器等開発、製造、販売http://www.chemicos.co.jp
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