コンクリート構造物の医師として
安全な社会に貢献する建設業界の先駆的存在
真鍋 英規 社長
2012年12月、山梨県笹子トンネルで天井板が崩落する事故が起こり、安全に対する認識が覆される大惨事となった。事故後の調査では、点検や維持管理体制の不十分さが指摘されている。
これを機に、コンクリート構造物における維持管理の重要性・急務性が大きく叫ばれるようになる。建設後50年を越える構造物にとって補修・補強は必須。約50年前の高度経済成長期に数多く建設された日本の構造物は、今まさに補修・補強を必要としている。
補修・補強時代を迎えるなかで、「丈夫で、美しく、長持ち」するコンクリート構造物を実現しているのが、株式会社CORE技術研究所だ。建設コンサルタントとして、構造物の長寿命化技術を提供している。
土木建設技術のCORE(核)たらんとする同社を率いるのが、真鍋英規社長。技術者でありながら、工学博士の肩書きも併せ持つ研究者でもある。
建築会社、維持管理を手がける調査会社を経て、補修・補強の必要性と技術者不足を痛感。この分野を専門とする会社を設立することで社会に貢献すべく、2013年に同社を立ち上げた。
構造物の点検・詳細調査、結果分析、劣化原因の推定、補修・補強方法提案、詳細設計、数値解析、施工計画立案、工事費算出等、実際の施工を除く全ての段階を支援できる。従来、分業されてきた維持管理業務全てに対応できるのが、同社の最大の強み。高度な技術を有する人材育成に注力する同社ならではだ。
日本の橋梁の4割はPC(プレストレストコンクリート)に依る。本来耐久性に優れているとはいえ、特有の劣化が生じる事例も多々あり、維持管理は大きな課題だ。しかし、PCの構造特性について見識を備えた技術者は不足しており、人材育成は必要不可欠。
「技術は日進月歩。常に自身の技術を研鑽する努力をしてほしい」と真鍋社長は話す。自らも数多くの論文や著書を執筆し、学会・委員会活動に積極的に参加し多くを学んできたからこそ、「情熱を持ち、意欲のある技術者を育てる」ため、研究支援には余念がない。
コンクリート診断士・技術士等の資格取得支援制度の充実はもちろん、国立大学での学位取得を目指すこともできる。また、国際学会へ参加し、最先端の技術を学ぶ機会もある。高度な専門的知識を有する技術者として成長できる環境が整っているのだ。
「任重くして道遠し。技術発展にゴールはない。安全な世の中のため、より良いものを生み出す努力をし続けたい」と話す真鍋社長の熱い情熱は、建設業界の核として、社会に貢献し続けていく。
【会社データ(問い合わせ先)】
本社=大阪市北区西天満1―2―5 大阪JAビル4F
☎=06―6367―2122
資本金=1254万円
事業内容=コンクリート構造物解析・点検・調査・補修・補強設計等建設コンサルタント業務
http://www.coreit.co.jp
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