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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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髙六商事(シリーズNo.1594)

創業61年「プラスチックのプロフェッショナル集団」
独自の開発技術とノウハウでニーズに応える



髙橋 俊策 社長
 
 創業以来60年以上、日本のプラスチック産業の一翼を担い、国内外のモノづくりを支える「プラスチックのプロフェッショナル集団」として実績と信頼を築く髙六商事株式会社
 1957年、創業者である髙橋六蔵氏と現会長の髙橋玄策氏は、プラスチックの事業に将来性を見出し、同社を創業。以来、高度経済成長と石油化学の技術進歩を背景に事業を拡大した。
 日本の主要メーカーの合成樹脂原料や関連機器を扱うプラスチックの専門商社としての機能、さらに、着色・コンパウンド樹脂を生産するメーカーとしての機能の双方を有し、永年の経験で得た幅広い知見と開発技術で高品質な独自製品も手掛け、基盤を構築。海外は、中国・インドに販売拠点を置き、グローバルな事業展開も推進して今日に至っている。


 合成樹脂原料・機械設備販売事業では、市場の様々なニーズに叶う良質な商品を幅広くラインナップ。自社大型倉庫を保有し大量一括購入することで、低価格での商品提供を実現。また、独自の生産システムで小ロット、短納期のニーズにも応える体制を整備している。
 コンパウンド事業においては、精緻な技術により、様々な用途・目的に対応する多彩な着色・コンパウンド樹脂を生産。独自技術で開発した、熱可塑性樹脂に充填材を添加し強化した自社ブランド「TRレジン」は、自動車・家電・OA・建材・食品など幅広い分野で使用されている。

リサイクル事業を積極展開
新たな価値で未来を拓く

 リサイクル事業にも注力する同社は、グループ企業であるタカプラリサイクルと協力し、マテリアルリサイクルシステムの構築を推進する。
 廃プラスチックの回収・選別・解体・洗浄・粉砕・再生材料化を行い、同社の高い技術力でバージンプラスチックと同等の規格水準にも匹敵する再生樹脂を製造する。さらに、難燃性・導電性・撥水性・耐熱性などの機能を付加した製品を開発し、TRレジンの可能性拡大を図っている。
 2016年11月には髙橋俊策氏が三代目の社長に就任し、同社の次代を担う。
 今後も、プラスチックの専門商社でありメーカーとして、永年培った専門性と技術力・提案力で新しい価値ある商品の開発、時代のニーズに応じたリサイクル事業を展開し、生活に欠かせない「プラスチック」によって、より豊かな社会の実現に貢献する企業を目指すという。100年企業に向けて未来へと邁進する確かな歩みは止まらない。

【会社データ】
本社=東京都荒川区西日暮里2―20―1 ステーションポートタワービル6F
☎=03―6740―2311
創業=1957年6月

資本金=9500万円
従業員数=130名
売上高=129億4300万円
事業内容=合成樹脂原料販売、同着色・コンパウンド製造、同原料再生、関連機器販売、ビル賃貸管理
http://www.takaroku.co.jp

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