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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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誠輪物流(シリーズNo.1698)

人に愛を、地球に優しい物流を目指す
一致団結と組織風土改革で大転換の時





野坊戸 薫 社長


 埼玉県鶴ヶ島市に本社を構え、県西エリアを代表する運送会社として存在感を放つ株式会社誠輪物流。「人に愛を、地球に優しい物流を目指します」を企業理念に謳い、CNG(天然ガス)車の導入や安全性優良事業所を示す「Gマーク」の取得など、いち早く環境と安全への対策に取り組んできた同社は今、大きな転換期を迎えている。
「何事も『〝NO〟から入らない』という父の教えを守りながら、『変えない』を貫いてきました。しかし、縦・横に水が流れていない社内風土や、地元でも当社の場所を知らない方が多いことに気づきました。私らしく、5年後、10年後を考えて行動したいと思います」
 と話すのは、2年前に父君の急逝を受けて経営を引き継いだ野坊戸(のぼと)薫社長「一致団結」「良い組織風土づくり」を今年のスローガンに掲げ、変化への手応えを実感し始めているという。



 創業以来、大手自動車メーカーの部品配送をはじめとする3本柱の事業体制で成長を続けてきた同社だが、リーマン・ショックや東日本大震災の影響が業績を直撃した。その教訓から、野坊戸社長は柱の数を増やす方針にシフトし、地域活動や異業種との交流を通して自社、そして物流という仕事の存在を発信。同社のトラックはモノを運ぶだけでなく、時にはイベントや子どもたちの笑顔を乗せるステージに様変わりするのだ。
「どんなにITが進む世の中になっても人がモノを運ぶという仕事は無くならない。トラックも安全で綺麗な車に進化し、ドライバーは格好良い仕事です。製造業者が多い近郊を拠点として、私たちが出来ることを地道に積み重ねていきます」
 と語る野坊戸社長が目指しているのは、社員が「誠輪ドライバー」として胸を張り、その家族も喜びに満ちる会社。社員の意識改革を促すために社屋のリフォームや美化活動を率先垂範するほか、グループごとのミーティングや講習会、全社員を前にする発表会、イベント行事、当事者が発表する「事故会議」、必ずコメントを書いて返す管理者との週報なども開始した。
事故は本人が『嫌だ』と思わなければ減りません。仕事の品質も含め、プロのドライバーとして誇りを育める環境づくりを進めていきます」(野坊戸社長)

職の親としての責任
専門学校創設も構想

 また、野坊戸社長が自身の夢として構想するのが「運送の専門学校」。フォークリフトや大型免許取得、製品ごとに異なる荷物の積み方などを勉強し、会社組織についても学ぶ。卒業後は直ぐにプロドライバーとして活躍できる専門学校だ。

「若者が来ないなら、親のように責任を持って〝0〟ベースから育てようという発想。取得費用を給料に上乗せしてでも、運転免許を取る若者を増やすことで人材不足が深刻な業界の課題解決に貢献していきたいですね」(野坊戸社長)

【会社データ】
本社=埼玉県鶴ヶ島市上広谷本村472―1
☎=04―9287―9988
創業=1996年4月
資本金=2500万円
社員数=85名
売上高=7億5000万円
事業内容=一般自動車運送業、首都圏配送、引越業務、倉庫業、商品管理業務など
http://seiwa-logi.com

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