アメリカ発のユニフォームレンタル事業!
増収・増益続ける驚異のビジネスモデルとは?
青野 良則 社長
ユニフォームをレンタルで?。そこには経費削減、イメージアップの他、様々な効果が潜んでいる。日本で浸透しつつあるこの事業で留まることなく成長を続けているのがアラマーク ユニフォームサービス ジャパン株式会社だ。
同社は、1988年に米国アラマーク社と三井物産、エームサービスを株主として発足。現在は、3300社を超えるクライアントにユニフォームサービスを提供している。
「ユニフォームサービスで米国大手のアラマーク社から、ノウハウを吸収・改善できるのが強みです」
こう語るのは、就任4年目を迎えた青野良則社長だ。三井物産在籍時にタイやベトナムで繊維製品の対日輸出事業を担当し、生地素材から製品化まで幅広く精通する青野社長。「繊維のプロ」としての経歴を買われ、同社の代表に就任した。
ユニフォームのレンタルでは、「工業洗濯」を行う専用の大規模洗濯工場を関東・関西に2拠点持ち、一日の最大処理点数は9万8000点にも及ぶ。近年は工場内の環境整備にも取り組んでおり、クライアントの工場見学希望も絶えない。
個人別にユニフォーム管理を行い、クライアントの情報保護を徹底。これが異物混入等、不正防止にも繋がっているという。修理・サイズ交換も無償で、導入・ランニングコストの削減は圧倒的だ。
また、青野社長の経歴を生かしてオリジナル商品開発にも着手。新規クライアント開拓の武器にと、意欲的に取り組んでいる。
正社員が担う重要な役割
社員採用に大きな期待!
同社事業において重要な役割を担うのが、「ルートセールスパーソン」と呼ばれる各企業へのサービス担当者だ。基本的には正社員の彼らが窓口となり、クライアントの良きパートナーとして日々改善に当たる。
「当社は顧客満足度が重要な指標です。マネージャーの定期訪問も実施し、サービスレベルの更なる改善に取り組みます」(青野社長)
社会インフラとしての責任感を持って事業に取り組む同社では、人材育成が急務。新規顧客獲得に向けて、青野社長は正社員の積極的採用に取り組み、社員教育を充実させる姿勢だ。
「社員教育が業務改善を生み、新たなお客様を呼び込む。優秀社員には、米国本社研修も実施。人材育成を重視し、従来のキャリア採用に加え新卒採用も積極的に拡充します」
と、青野社長。クライアントに寄り添う姿勢で、業績も順調。14年3月期、売上高103億円を記録、16年3月期には150億円の達成を視野に入れている。
「ユニフォームレンタルを日本でさらに浸透させ、当社は社会インフラのひとつとして輝き続けたい」
青野社長は米国の香りを漂わせる社風を武器に、同社の明るい未来を青写真に描いている。(中)
【会社データ】
本社=東京都中央区日本橋浜町3―15―1 日本橋安田スカイゲート7F
☎=03―5847―0930
設立=1988年4月22日
資本金=4億9000万円
従業員数=1117名
売上高=103億円
事業内容=ユニフォームレンタル・クリーニング・管理サービス・企画・製造・販売
http://www.aramark-uniform.co.jp
[5回]
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