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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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インクス(シリーズ No.1661)

ロット100台から量産まで一貫対応
電化製品の自動制御機器OEMメーカー



菅原秀樹社長


 身近な製品の中に隠れた優れた技術。私たちが当たり前のように使っている製品の中の様々な器具も、過度な高温や冷却状態になれば、機能不全に陥る。その温度などを調整する、自動制御装置のOEM専業メーカーとして業績を伸ばしているのがインクス株式会社である。
「当社では、自動制御機器の開発から部品調達・実装・検査・梱包・出荷まで、全てを一貫して行うことで生産効率を高めています」
 そう話すのは、菅原秀樹社長。前職から営業畑一筋に歩き、自身の理想とする会社を作るために、1998年に同社を設立した。



 主に業務用IHインバータユニットなどの調理機器や給湯器等に内蔵されるコントローラの制御基板を開発・製造している同社。最近ではテレビ・マスコミで話題になっている企業向けの製品などが増えているが、小ロット品に対しても積極的に対応することで、クライアントとの信頼関係を築いている。         
 大阪・愛知・福井に事業所を展開し、設計は全て愛知工場で行い、R&Dセンターの役割を担っている。   
 今年3月末には、建屋を増設して最新の設備を整えた、新福井工場が完成予定。それに伴い大幅な増員も見込む中、女性従業員が多い同事業所では、工場内に託児所を設ける計画もあるという。
 社員の定着率も高いという同社は男女関係なく、実績を上げた社員を昇進させるなど、女性社員の積極的登用にも努めている。また、パートも含め全社員参加を基本とした毎年の方針発表会や親睦会・旅行を催して風通しを良くするなど、社員が元気に意欲を持って働くための投資は惜しまない。
 
仕事の達成感=人間的成長
150名・30億円企業へ
 
 通年採用を行っている同社の採用基準は人柄重視。嘘をつかず、謙虚さと向上心があり、素直で自ら工夫が出来る人材を求める。
「未経験者には段階的に仕事を覚えてもらう中で、モノづくりの楽しさを感じて欲しい。仕事の達成感は、人間的成長に繋がります」
 と話す菅原社長。一カ月の半分は福井工場へ赴き、社員とパートを区別せず、気さくに直接話しかけながら現場の要望を聞いている。
「相手がどのような立ち位置であっても、平等にコミュニケーションが取れることがリーダーに大切なことだと思います」(菅原社長)
 そして、いよいよ第2ステージへと向かう同社は昨年から次期幹部候補生の教育を始めた。
 今後、IHインバータ等の完成品の組立て業務などEMS事業の拡充に伴い、福井工場に応用技術部を新設し、本業から枝分かれした仕事も増やしていきたいと考えている菅原社長。設立当初6名だった社員が現在は118名。10年後は150名規模を見据え、年商30億円を目指す。 

【会社データ】
本社=神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3―32―1
ニッパツ西口ビル6F
☎=045―548―5525
設立=1998年12月
資本金=2000万円
社員数=118名
売上高=16億4900万円
事業内容=自動制御装置開発・製造・販売
http://www.inx-co.jp

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