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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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日東工機

人を結び信頼の「絆」を繋ぐ溶接業界の
老舗卸売企業。中小企業の事業承継に貢献



吉岡 良三 社長


中小企業の「2025年問題」が囁かれている。経営者が高齢化していく中、後継者が見つからない中小企業が多く、経済産業省と中小企業庁の試算によれば、「現状を放置すると中小企業廃業の急増により、2025年頃までの累計で約650万人の雇用、約22兆円のGDPが失われる」可能性があるというのだ。
そんな中、「つながって、輪になって、大きな『絆』を創りたい。」をモットーとする溶接業界の老舗卸売企業、日東工機株式会社(吉岡良三社長)は、長年の取引実績のある販売店の中で、事業承継の時期に差し掛かり、後継者難に直面している中小企業数社からの切実な相談を受け、社名も従業員もそのままに100㌫出資で関連会社化して、事業を継続できる体制を整えるという、社会的にも意義深い取り組みを実践している。



吉岡社長が代表取締役に就任し、財務関係など諸条件を整理した上で後進に道を譲っていくという、まさに文字通り「絆」を大切に育ててきた同社ならではの温かいエピソードだ。

「1億円から1円まで」
製造工場の設備丸ごと提供


昨年10月、創業75周年を迎えた同社は、溶接材料・溶接機をはじめ、産業機器・工作機械・工具類など加工・製造の現場の多様な商品を取り扱う老舗卸売企業。永年の業歴を通じて、常に「メーカー」と「ディーラー」を繋ぎ、日本が世界に誇る金属加工技術である「きる」「まげる」「つなぐ」「みがく」の4大技術を中心とした様々なニーズに応える新しい商品を開拓、「ユーザー」の作業しやすい現場環境の構築を支える提案活動を実践してきた。
現在では、営業エリアも拡大し、北海道・東北・関東・甲信越・東海地域に19の営業拠点・関連会社を配して、日本を代表する大手企業など300社を超えるメーカーの商品を、1000社を数える販売店ディーラーを通じてユーザーの加工・製造の現場に提供。取扱商品も多岐に渡り、単価「1億円から1円」まで、製造工場の設備丸ごと提供出来る1万点を超えるという。
「メーカーに代わって積極的に新商品・新技術の情報を販売店に提供し、また、販売店を通じて得た市場ニーズをメーカーに的確にフィードバックすることで、商品開発や販売店の市場開拓に貢献することが卸売業の存在価値です」
と語る吉岡社長は、メーカーと共に企画・開発した自社ブランド「NT商品」を手掛けるなど新たなチャレンジにも余念がない。 
「メーカー、販売店、私達が共に発展するために、三者相互の信頼の『絆』が大切です」
と語る吉岡社長は、石川県小松市出身。高校卒業後、上京して母校の先輩が創業した同社に入社、社歴56年を数える。2000年に3代目の社長に就任して以来、最も大事にしているのがこの「絆」という言葉だ。同社は、この「絆」をより深めるための様々な取り組みを展開している。
 
様々な取り組みで
信頼の「絆」を繋ぐ


その一つが毎年実施している「チャレンジセール」だ。セール期間中の同社取扱商品の販売実績でポイントが付き、達成したポイントにより海外または国内旅行へと招待する。
35周年を機に始まったこの企画は、これまで40年間続く恒例の人気イベント。同社においては、日頃お世話になっている販売店やメーカーの人々と共に旅行を楽しみ親睦を図ることで、より一層強固な「絆」を結び信頼を深める大切な機会となっている。
今年は、全日空直行便が就航することを記念して、オーストラリア・パースへの旅行を計画中。選抜した社員も加わって、実り多い招待旅行となりそうだ。
二つ目が、夏・冬の年2回発行する「チャレンジ通信」。毎回交代で、若手社員を中心に担当者を募り作成される商品カタログで、従来の取扱商品の枠に囚われない柔軟な発想で、広範囲な商品を紹介する。時には、夏号で塩飴・そうめん、冬号で贈答用のハムなどが紹介されることもある。
また、2年ごとに浅草の施設を借切り、各メーカーから新商品・人気商品の出品を募り開催する独自の展示会「チャレンジフェア」(今年は9月13・14日に開催予定)も好評だ。
「様々な技術が開発される中、金属加工の分野も溶接から接着剤の使用へと変容しつつあります。卸業者としての役割を果たすため、常に時代や市場の変化に合わせた事業展開、商品展開を販売店、メーカーの皆様と共に進めて行きたい」
 と吉岡社長はプライベート展示会の意義を語る。
 こうした日頃の事業活動はもちろん、「絆」を大切にする努力で信頼と実績を積み重ねてきた同社は、社員同士の「絆」、会社と社員の「絆」も大切に、全社員がやり甲斐を持ち、楽しく仕事ができる環境づくりにも力を注いでいる。
 昨年6月には社員の希望を取り入れて、長崎・ハウステンボスへの家族同伴の社員旅行を2班に分かれて実施。ベテランから若手まで「絆」を深める一大イベントとなった。
 また、折に触れて同社を定年退職したOBを集めて親睦会を開催。吉岡社長も参加して旧交を温め、貴重なアドバイスも受けているという。家族的な日東工機への愛を感じさせるイベントだ。今年も3月2日に開催予定だ。

【会社データ】
本社=東京都港区三田5-6-7
☎=03-3453-7151
創業=1943年10月
資本金=5億8150万円
従業員数=114名
売上高=118億円
事業内容=溶接材料・溶接機、産業機器、工作機械、工具類、荷役運搬機器等の卸販売
http://www.nittokohki.co.jp

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