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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

アドバンス理工(シリーズ No.1660)

未踏分野で先端技術と新たな〝レシピ〟を探求
チノーグループの挑戦を担う熱分析機器メーカー




小針 哲郎 会長


熱分析機器や熱物性測定機器、赤外線加熱関連システムなど、「熱」のスペシャリストとして独創的な技術と製品を次々と生み出しているアドバンス理工株式会社熱電特性評価装置「ZEM」シリーズは、製品ジャンルの名称として用いられるほど世界レベルでシェアを誇っている。
「人間が創った目盛に従って計測する『温度』に対し、『熱』は自然界に実在する運動の一形態。とても奥深く、解明出来ていないことも多い熱の〝レシピ〟を探すことが当社の役割です」



 と語る小針哲郎会長は、同社が東証一部上場の㈱チノーのグループ会社となった2014年取締役となり、2年前から現職に就任。チノーに44年間勤務し、生産本部長や専務取締役といった経営の中枢を担ってきた。
創業から半世紀以上にわたり、同社は熱と材料をテーマとする先端技術の研究や製品開発に挑戦。近年では、軽量化が求められる自動車業界からエネルギー産業、医療分野、ウェアラブル製品などの次世代デバイスまで、幅広い領域で同社の技術が活躍している。
さらに、「温度」のエキスパートとして様々な産業界を支えるチノーグループの一員となったことで、新たなシナジー効果も期待される同社。現場主義を貫く小針会長は就任直後、社員一人ひとりにヒアリングし、彼らが持つスキルと思いを把握することから始めた。
「産業用の製品を作るチノーの技術には再現性と量産への対応が求められるのに対して、当社は研究所や大学からの発注も多く、難易度が高いオーダーに挑戦する特注品のような製品が多くあります。実験的な側面も持つ当社の技術とチノーの生産力を組み合わせることで新しい可能性が広がると思います」

 と小針会長は言う。

「実験」と「生産」の融合
真の教養持つリーダー育成 
 
 昨年1年間をかけて、チノーとのコラボレーションによる計装技術の開発に挑戦した同社。両社の技術者が協力し、ときに補い合いながら互いの持ち味を活かし、「実験」と「生産」が一体化した新しいモノづくりは実りの時を迎えている。
今後は実験装置から生産装置への橋渡しを担える人間を増やすことで自社の競争力を引き上げようとしている小針会長。次なるステージに向けて、注力するのはリーダーの育成である。
「未知の世界へ踏み入れる時、自分で見取り図が書ける人物になって欲しい。『知ったかぶり』ではない本物の教養を持ち、社会情勢や業界の状況を客観的に判断しながら企業の全体像を把握することが重要です。当社には、リーダーの資質を持つアグレッシブな人材が多いと実感しています」
と話す小針会長。強いリーダーシップを持つ後継者を育てながら、組織的な営業体制と生産性の向上を実現し、同社はチノーグループのテーマである「Change&Challenge(変革と挑戦)」を体現していく。


【会社データ】
本社=神奈川県横浜市都筑区池辺町4388
☎=045―931―2221
設立=1962年10月
資本金=3億1000万円
社員数=82名
売上高=15億2600万円
事業内容=熱分析機器製造・販売
http://www.advance-riko.com

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