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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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スルガ(シリーズNo.1145)

逆境をバネに印刷不況下でも成長
少数精鋭で生き残る総合印刷会社

馬場﨑 繁樹 社長

 出版不況、デジタル化の波、そして業界内での価格競争――業界の約99%を中小企業が占める印刷業界は1999年以降、緩やかな下降線を辿る斜陽産業と言われている。そんな中、大手企業からの受注を増やし、業績を伸ばしているのが株式会社スルガだ。

「しかし、私が入社した当時はまさに“どん底”の状態でした」と語るのは馬場﨑繁樹社長。 
 設立当初は写真製版の色校正に使用するPS版の再生事業を手掛けていた同社。ところが、デジタル化のあおりを受け、需要が減少。受注が0にまで落ち込み、現会長である当時の社長が印刷業への転換の舵を切った。しかし、印刷そのものの知識やノウハウがなかったこともあり、赤字は膨らみ続けていった。
 そして4年前、現専務取締役から当時他の印刷会社で勤務していた馬場﨑社長に、会社建て直しの依頼が舞い込む。
「本部長として入社しましたが、やはり相当の覚悟が必要でした」とその時の心境を語る馬場﨑社長。
「当時、仕事はオペレーターまかせで、工場長的な管理者が不在、機械のメンテナンスさえ、ほとんどされていない状態でした。それではクオリティの高い印刷などできるはずもなく、受注数も減っていくという悪循環に陥っていました」(馬場﨑社長)。

現場・経営の革新を推進
大手の信頼を勝ち取る

 入社以降、ほとんど唯一の印刷業界経験者として様々な改革を行った。例えば、印刷業は繁忙期ともなると昼夜問わず機械を回さなければならない時もある。そこで、変則の2交代制勤務を採用。スピードが求められる案件にも迅速に対応できる体制を整えた。同時に、残業の扱いなどの労働環境も整備した。
「外部の方がいつ来ても、恥ずかしくないように」と工場内の整理整頓、清掃・整備も徹底した。
 一昨年、社長職に就いてからも自ら現場に入り、全体の進行管理を行い、都内への営業活動も活発化させた。前職の会社からの顧客にも支えられ、業績は着々と回復。大手企業の案件も任されるまでの信頼を勝ち得た。今年3月の大繁忙期にも、大手の受注が重なったが、その超多忙も社員一丸となって乗り切った。
 企画制作・デザインを行う企業を、グループ内に持つのも強みだ。印刷だけでなく、顧客にデザインの提案を行い、企画から納品まで一貫して行っている。
 現在では、高い技術力を持つベテランのオペレーターによる高品質な製品を世に送り出し、新規顧客を増やし続けている。そのほとんどが既存顧客からの紹介なのは、信頼を積み重ねてきた証だろう。
 業容拡大中の同社は、現在若手の社員も募集中。
「今後も案件を増やし、会社を安定軌道に乗せます。共に成長できる人材を待っています」
 と馬場﨑社長は語る。

【会社データ】
本社=埼玉県富士見市下南畑3762―5
☎=049―254―1761設立=1978年1月
資本金=1000万円
従業員数=10名
事業内容=印刷・製本業
http://www.surugazero.co.jp

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