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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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清光ライン(シリーズNo.1242)

適正運賃で安定経営と質の高い人材育成
若い世代にも魅力的な運送会社

清水 朋一 社長

 インターネット通販の普及による宅配便需要などを受けて、拡大傾向にある物流業界。一方で、燃料の高騰や人手不足など多くの課題を抱えている。
「我々の若い頃は、高校卒業後に普通免許を取得し、ドライバーの仕事に就けば同年代の平均以上の収入が見込めました。しかし、免許制度の改正や荷主からの厳しいコスト削減要求により、若者にとって魅力ある業界ではなくなりました」
 と、現在の人手不足に喘ぐ物流業界について語るのは、地場輸送から中距離輸送を専門に行う株式会社清光ライン清水朋一社長


 2005年に清水社長が前職の運送会社から独立し、創業した同社は当時、長距離輸送も行っており、順調に成長。しかし、08年に迎えたリーマンショックで環境は激変。ガソリンの小売価格が1㍑180円台まで上がり、長距離輸送の仕事を受注する程赤字が増えるという悪循環に陥った。
「仕事の総量も激減しました。9台あったトラックを5台に減らし、なおかつ常時稼働しているのは2~3台。銀行の助けが無ければ、その苦境は乗り切れませんでした」(清水社長)
 採算が取れない長距離輸送を止め、現在の業態へと生まれ変わった。その後は建材を扱う会社との取引をきっかけとし、業績も回復。現在ではトラック53台・リフト6台を保有する実力派運送会社となった。

〝価値ある仕事を提供
常用契約拡大で新分野へ

 同社がこだわるのは〝価値ある仕事を行うための人材育成と、仕事に伴う適正な運賃交渉だ。
「わが社では、仕事に関わる資格取得の費用を負担し、その期間の賃金も保障。やる気があれば、無資格・未経験でも採用します」
 と、清水社長が話す同社員の平均年齢は30代後半と業界平均の43・1歳(全日本トラック協会発表)と比べても若い。育成後も若手が定着する理由は、適正価格での受注と、それに伴う社員への還元だ。
 新規受注の際には必ず自社の適正運賃を提示して交渉し、「安ければ良い」という企業とは、例え大手でも取引はしない。継続案件も〝単価が下がる仕事は切るという徹底した姿勢だ。
「常用契約を軸にしているので受注の波も少ないですね。また、例え閑散期でも社員には出社してもらっています。その分賃金も減りませんので社員の収入も安定しています」(清水社長)
 〝価値ある仕事を担う社員の教育にも力を入れる。あいさつや身だしなみ、安全配慮はもちろんのこと、荷主や荷受先で「人と人との対話」を意識して行う同社のドライバーは、個人指名での依頼がある程だ。
 今後は常用契約の拡大に合わせた新規事業所の開設や、食品輸送の分野への進出も考えにあるという。
 若者が輝ける同社のような企業が増えれば、今後の物流業界の未来も明るいのではないだろうか。

【会社データ】
本社=埼玉県戸田市美女木2―19―6
☎=048―458―0723設立=2005年4月
資本金=1000万円
従業員数=55名
事業内容=一般貨物自動車運送業
http://www.seikou-line.com

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