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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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輪島屋鮮冷(シリーズNo.1246)

人と人とを繋ぎ真心を届ける
生鮮食品輸送のプロ集団


山形 久之社長

 石川県、能登半島。日本海に大きく突き出す地形ゆえに、古くから交通の要所として北陸における経済や文化の中心地となってきた。江戸時代には、加賀藩が日本海から山陰を回って関門海峡を通り、瀬戸内海へいたるルートを開拓。
 一方で幕府によって山形から江戸への西廻り航路の開発が進められ、大坂と北海道を往復する交易船「北前船」が誕生した。能登半島は北前船の隆盛に伴う海上輸送の発達によって、繁栄してきた土地なのである。


 歴史あるこの地で1985年に産声をあげたのが、輪島屋鮮冷株式会社だ。生鮮食品や冷凍食品の運送を手掛け、北は北海道から南は九州・鹿児島まで日本中を網羅する配送ネットワークを確立している。
 今でこそ数多くの車両を保有している同社だが、始まりは1台の4㌧トラックからだったという。
「1台しかトラックがなくても、輪島屋の名を掲げた車をひっきりなしに走らせれば目につくので名前を覚えてもらえます。たった1台でも効率よくトラックを運用することで、無駄のない運送を目指しました」
 と話す山形久之社長。真面目に仕事に取り組む姿勢が評価され、顧客の信頼を徐々に獲得していった。
 そんな努力の甲斐あって、少しずつ保有車両も増え、現在では1日3500㌧余りの輸送能力を有するまでになった。「最初の4㌧の保冷車は680万円でした。あの時の喜びは今も覚えています」と創業当時を振り返る山形社長。ただひたすらに前を向いて仕事に向き合ってきたことが成長の秘訣だと語る。

生鮮食品輸送を専門に
ニーズに合わせた輸送を

 輪島屋鮮冷の社名からもわかるように、同社の最大の強みは生鮮食品・冷凍食品に特化している点だ。北海道北斗市・苫小牧市・石狩市・北見市、茨城県笠間市、福岡県福岡市に事業所を持ち、全国各地でとれた新鮮な農産物や水産物を関西・関東・九州など日本全国へ届けている。
「全国のお客様に『輪島屋さんのトラックを見ましたよ』と声をかけていただくことが多々あります。輪島屋のトラックは新鮮なものを新鮮なまま提供するため全国各地を駆け巡っています」(山形社長)
 現在の保有車両は4㌧・6㌧・10㌧の冷凍冷蔵車合わせて27台、トラクターヘッド28台、冷凍冷蔵トレーラーにいたっては209台を数える。「生鮮食品専門でこれほど冷凍冷蔵トレーラーを保有する会社は国内でも我々だけです」と自信をのぞかせる山形社長。
 1994年に20台を導入したのを皮切りに少しずつ台数を増やしてきた。顧客の細分化された幅広いニーズにあわせて最適な物流システムを提供したいという思いがあるからこそ、設備投資を惜しむことはない。
 今年度はさらに冷凍冷蔵トレーラー20台の発注が済んでおり、納車を待つばかり。229台の冷凍冷蔵トレーラーを備え、高品位なサービスを提供するためのロジスティクスを追求しているのである。
 一方で環境への配慮にも抜かりはない。コンテナ(大量)によるフェリー(長距離)、トレーラー輸送をいち早く導入。コスト削減・CO2の排出削減、エコ輸送を可能にした。
 それだけでなく安全・安心な輸送を行っていることは言うまでもない。「創業から今まで、大きなトラブルなくやってきました。人の口に入るものを運ぶのだから、安全であることは当たり前のことです」と話す山形社長。
 短時間輸送と鮮度保持技術に重点を置きつつ、高い安全性を誇る運送会社だといえよう。

「一勢攻守縁」を胸に
人との出会いが何よりの宝

 1台のトラックから始まり、今では全国各地を舞台とする同社を率いる山形社長は、何よりも「縁」を大切にしているという。
「7代前の先祖が輪島から和倉へ向かい、そこでの出会いから食品納入業者を始めたそうです。初めは北海道まで向かうつもりだった先祖ですが、縁あって和倉に留まることとなりました。こういったことが自身のルーツになっています」と話す山形社長。「一勢攻守縁」といって「縁に出会い縁を育み縁を活かす」ことを企業理念として掲げている。
 社内外問わず出会いは大切にしたいという思いから、毎年8月には全国から石川県を代表する高級旅館へ顧客を招待し、盛大なパーティーを開催。昨年は総勢130名が集まったという。
 毎年、準備の段階から当日の接待まで、全て山形社長が率先して行っている。招待客一人ひとりの好みを把握し最善のおもてなしを提供するために全力を尽くす。これも人と人との繋がりを大切にするからこそ。
「全ては人と人の出会いから始まります。私の先祖が和倉で出会ったように、私も多くの人に出会ってきました。出会いを大切にし、当たり前のことを日々丁寧に行ってきたからこそ今があります。これからも縁を大切に全国に輪島屋の車を走らせたい」と熱く語る山形社長。
 輪島屋鮮冷の名を冠したトラックはその思いを乗せ、今日も全国各地を駆け巡っている。
    
【会社データ】
本社=石川県金沢市神田1―18―10
☎=076―242―1238
設立=1985年4月
資本金=1000万円
従業員数=86名
事業内容=生鮮食料品、冷凍食品及び関連食品などの一般貨物自動車運送事業・貨物利用運送
http://wajimaya.co.jp

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