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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

サンライズ産業(シリーズNo.1527)

東北品質ナンバーワンを目指して
未来永劫走り続ける総合物流業


工藤 博文 社長

 工藤博文社長は大学在学時に電電公社(現NTT)の電話帳配達のアルバイト経験を持つ。卒業後、市役所に勤務していた1980年、アルバイト時代の上司から津軽地区9万部の電話帳配達の相談を受けた。実父で前代表の光雄氏は
「1冊ずつ配れば必ず終わる。仕事をくださった方の声に応えよう」 
 と決意。こうして光雄氏が家業としての運送業を始め、86年、(有)サンライズ産業が誕生。大手3社の下請けからのスタートだった。
「このとき最先端の運送業を学びました。運ぶだけではなく家具を運べば組み立てを、商品への値札付けや集金もしました」(工藤社長)
 ところが、2002年、光雄氏が他界する。
「ドライバー20名を路頭に迷わすわけにはいきません。親の仕事は手伝うのが当たり前。25年間務めた市役所を退職しました」(工藤社長)

 こうして事業を引き継いだ工藤社長に大手物流会社から秋田県内の全事業所に車輛とドライバーを出してほしいとの依頼が舞い込む。その後、岩手、山形にも拠点を拡大、M&A等により7年間でドライバー800人と破竹の勢いで成長した。しかし、その一方で組織的・計画的な経営展開ができずに、売上は増えても利益率が低下する事態に陥ることとなる。

多角的な事業展開で
100億円企業に

「我が社には経営の見える化が必要と『SMIS(S=サンライズ M=マネージメント I=インフォメーション S=システム)』を採り入れました」(工藤社長)
 その結果、燃料費の4割を削減。採算の合わない業務の撤退、運賃の値上げ等半年で事業を立て直した。
「企業は永遠でなければなりません。内村鑑三の言葉に人生で残すものは事業、資産、生き方とありますが、全てを残したい」(工藤社長)
 現在は物流業を軸足に、レンタカー、中古車買い取り、ガソリンスタンド業など展開。排気ガスを浄化する尿素水「エコツーライト」の製造・販売も行う。さらにサンライズ建設㈱を設立して不動産業に乗り出し、24年度までに売上高100億円を目指す。
「短期間であらゆることを成し遂げた私を怪物という人もいますが、やるべきことを手抜きせずにやった結果です。やらない理由は述べたくない。やっていると運が来る」(工藤社長)
「社員は従業員ではなく仲間」と利益は毎年の昇給と年4回の手当で分配。10年後は社員の給料を今の1・3倍にすることが目標だ。社員のやる気を引き出し、顧客満足度を高める経営で「品質東北ナンバーワン」といわしめる同社。工藤社長の母校弘前大学への教育援助等、社会貢献にも情熱を注ぐ。
「公道で仕事をさせていただいている。だから社会に還元するのです」(工藤社長)
 始まりは電話帳1冊の配達。顧客ニーズに耳を傾け、妥協をせずに全力を尽くすサービスには創業時からの誠実な心が宿っている。

【会社データ】
本社=青森県弘前市大字一町田字早稲田863
☎=0172―82―3316
設立=1986年1月

従業員数=586名
売上高=54億円
事業内容=一般貨物自動車運送、倉庫業、不動産賃貸、産業廃棄物収集運搬、尿素水製造、ガソリンスタンド業、レンタカー業、中古車買取業
http://www.sunrisesangyo.com

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