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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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メニックス (シリーズNo.1531)

高品質な設計ときめ細かなフォローが強み
3次元CAD機械設計のプロ集団

 

櫻井 健一 社長

 多くの電化製品、あるいは交通や通信などの社会インフラに欠かせない存在となっている半導体。エアコンを快適な室温で運転させたり、自動車の安全性を高めたりするなど、さまざまな分野の機械制御に役立っている。このように半導体は、現在の生活を支えており、豊かな未来の創造を担う重要な電子部品である。
 メニックス株式会社(滋賀県近江八幡市)は、半導体製造装置の設計を柱に成長を続けている機械設計のプロフェッショナル集団だ。
 半導体関連以外にも、液晶関連装置、生産設備ライン、工作機械、自動省力化機械など幅広い設計業務を行っている。同社が1994年の創業以来こだわるのは設計の精度と効率化だ。そのため、2次元CADをいち早く導入。ゼロから手書きで図面を描いていた時代から、2次元CADに移行することで、過去の設計図を流用することが可能となった。標準化された設計内容をベースにカスタマイズやオプションを追加するといった方法論を確立させ、設計の精度が向上し、業務の効率化につながった。


 その後、長年付き合いのある取引先から「高密度配管の設計をやってほしい」という依頼を受け、3次元CADの導入に踏み切ることになる。2次元ではパイプ同士の隙間を正確に把握することが難しく、3次元が適していると判断したためだ。2003年に5台導入し、徐々に数を増やして現在40台となった。
 2次元から3次元へ移行したことで、設計品質は大幅に向上した。しかし、同社は3次元を設計に取り入れただけではなかった。
「3次元で設計することが増えましたが、お客様に設計内容を納品する際、2次元データや紙の図面で納品するケースが少なくありませんでした。これでは、社内の業務は効率化できても、お客様の効率化は進みません。3次元モデルで設計内容を納品し、そのモデルを後の工程でも活用するようになれば、お客様も大幅な業務の効率化が可能になります」
 と櫻井社長は語る。その考えのもと、3次元が有効に活用できていないクライアントに対するコンサルティングを行い、業務の効率化を後押ししている。さらに、社内の効率化をより進めるために、AI(人工知能)を導入し、過去の図面データの検索や数字の入力のみで図面を描けるシステムを構築していく考えだ。

機械設計の力を活かし
モノづくりに挑戦

 機械設計で培った技術力を活かして、モノづくりにも挑戦。労働環境の改善と生産性の向上に貢献する目的で、ロボットシステムとIoTを組み合わせたSI(システムインテグレーション)事業を立ち上げた。
「自社の製品を作ることで、技術力が向上し、ワンランク上の発展に繋がっていくと考えます」(櫻井社長)。
 設計から製作まで一貫性あるモノづくりで産業界を支えていく。     
【会社データ】
本社=滋賀県近江八幡市西庄町1810
☎=0748―33―2550
設立=1994年6月
資本金=1000万円
従業員数=128名
売上=7億3000万円
事業内容=半導体製造装置・精密機械等の設計
http://menix-mecha.com

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