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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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㈱東警(シリーズNo.997)

毅然とした姿と確かな存在感で犯罪を抑止
規律と教育で〝エラーをしない〟警備会社
織田 正實 社長
 地域の治安と安心・安全な暮らしを守る警備員。凶悪化する犯罪に毅然とした態度で立ち向かい、警備本来の意義である「犯罪の抑止」に貢献しているのが株式会社東警だ。 
「お客様が〝任せられる〟会社であり続けるためには、〝任せられる〟隊員を送り出すことが重要です。隊員には、常に『ファインプレーはいらない。エラーをするな』と、確実な仕事を徹底するように話しています」
 と話す織田正實社長は、兄が経営する警備保障会社から独立し、2005年に同社を設立。今月23日から設立10年目に突入した。
 同社は、いわゆる「青パト」によるパトロール業務や大型アミューズメント施設など、施設警備を中心に多彩な実績を蓄積。昨年は、ATM店舗の警備業務で半年間に10件以上の「振り込め詐欺」を抑止した。
 真面目で質の高い警備業務が「東警の警備員は違う」というクライアントからの絶対的な支持を集め、他の警備会社で対応できない案件を依頼されることも多い同社。信頼の源には、規律を重視した教育がある。
 法定教育に加え、「気をつけ」の姿勢や敬礼といった基本動作から護身術まで、心身を基礎から鍛える独自の教育研修を実践。制服の着方も細部にまでこだわり、ベルトのバックルは必ず2つ目の穴に通すことを徹底し、靴下の色は黒、名札の位置やワイシャツの袖の長さなどを厳しくチェックしている。言葉遣いにおいても「すいません」は禁句だ。
「ルーズな服装や姿勢には必ず隙が生まれ、人間の弱さがミスに繋がります。制服姿が様になっていれば本人の意識も変わり、どんな状況でも毅然とした態度で対処することができます」
 と、その狙いを話す織田社長。約70名の隊員に対し、「皆、真面目によくやってくれている」と目を細める。

中間報告の習慣化
プロ意識を向上

 鉄道のグリーン車にも警乗し、女性アテンダントの護衛も行う同社。遅刻や欠勤が許されない同業務の開始を契機に、どの現場でも、自宅を出発する時と最寄り駅に到着した時に必ず本社に電話を入れる、中間報告を習慣化している。
「遅刻を防止するだけでなく、『今から仕事をする』という隊員の意識とテンションを高める効果もあります。チームで行動する時も代表者だけでなく、必ず一人ひとりから連絡するように訓練しています」(織田社長)
 また、暴飲暴食を避けた規則正しい生活と健康管理の徹底は、隊員たちのプロ意識の向上に繋がっている。
 東京オリンピックに向け、人材不足が懸念されている警備業界。同社は、新たな隊員の採用にも注力し、今日もまた私たちに平穏な暮らしを届けてくれる。
「当たり前の事を当たり前に出来ることを評価します。仕事に対する責任感・使命感を持ち、『まずは何でもやってみる』という気構えがある方に来て頂きたいですね」(織田社長)(谷)

【会社データ】
本社=東京都目黒区下目黒2―2―13
℡=03―5496―1091
設立=2005年5月
資本金=1000万円
従業員数=70名
事業内容=警備業
http://www.tohkei.co.jp

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日本協同エネルギー㈱(シリーズNo.992)

「定年は自分で決める」
ダイバーシティの先駆企業
森永 博 社長
 サラリーマンにとって定年後の人生は長い。人生80年とした時、約20年間を年金で暮らす〝毎日が日曜日〟の生活は不安が募るばかりだ。職を失うことは経済的な糧だけでなく仕事を通じて共有していた目標や生きがい、社会とのつながりも失うことになる。
「定年後も新しい仕事仲間・人・社会とのつながりを得て働ければ、生きる刺激となり不安も払拭できる。いつまでも若く健康でいられ、社会に貢献でき、ぼけ予防などにも役立つ。知識や経験は他人や社会に伝え、広めてこそ役立つもの。冥土には持って行けません」
 と、日本協同エネルギー株式会社の森永博社長は力強く話す。電機メーカーのエンジニアとして研鑽を積んだ森永社長。同社は、海外で活躍した森永社長が現役時代に培った知識や経験を生かし、60歳で友人と共同で創業したシニア・ベンチャーだ。「エクセレント・カンパニー」として、第6回東京都債券市場構想にリストされた実績も持つ。
 そんな同社の就業規則に定年の文字は無い。「定年は自分で決める」を基本とし、仕事に必要な能力・やる気・根気・気配りと健康な体力が続く限り働ける。いわゆる〝会社人間〟ではなく、自分の仕事(使命)への理解・認識や世界の認識、実践の認識を持つ人間が、社会・個人の目的と共同の利益をもたらすとしている。
 74歳の森永社長自身も、〝技術屋魂〟旺盛に額に汗して機械の開発や調整、修理を手掛け、年に4、5回は海外出張もこなしている。
「使命感や熱意、創意工夫、そして挑戦する気持ちこそがモチベーションと活力を生む。モットーは『現状維持即是落伍』。情熱や意欲、チャレンジ精神が無くなったら定年。自主的に申し出て後任者へ引き継ぎ、退職するのが我が社の流儀です」

地球温暖化阻止に取り組む
ユニークな会社

 絶縁性能に優れ、電力エネルギー供給や電気設備、医療器械に不可欠なSF6ガス(六フッ化硫黄)関係機器などを専門に扱う同社。SF6ガスは地球温暖化係数がCO2の2万3900倍と大きいため、地球温暖化防止法で大気排出が厳しく制限されている物質だ。
 同社は環境先進国であるドイツの企業と提携しSF6ガスを大気へ排出せず再利用する技術や製品、サービスに特化している。
「優れた海外企業と協働し、人類共通の課題である地球温暖化阻止に貢献するのが我々の使命。理念と目標を高く掲げ、挑戦と努力を続けていきます」
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の横浜総会でも議論された地球温暖化対策。「日本の環境対策への意識は欧米先進国に比べて低い」との、みずほ情報総研による調査結果もある。
「深刻な被害の不確実性を理由に対策を怠ることはできない。まだやるべきことは多い。地球温暖化は我々の想像以上に深刻であることを認識し、お客様とともに対策に取り組みます」
 新エネルギー開発の国際プロジェクト、ITERにも携わる同社。森永社長の情熱・好奇心は尽きない。(森)

【会社データ】
本社=東京都足立区堀之内1―16―23
☎=03―3853―5875設立=2000年4月
資本金=4760万円
事業内容=SF6ガス関係技術の提供、製品輸出入・国内販売・エンジニアリングサービス
http://www.coesco.co.jp
http://www.dilo-gmbh.com

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㈱論客商売(シリーズNo.990)

中小企業経営者の迷いを断つ!
ドラッカー経営論に基づくコンサルティング
塩谷 隆一 社長
 全国に約385万社存在する中堅・中小企業。その経営者のほとんどが、事業承継や資金繰り、人事労務など経営上の様々な悩みを抱えている。
「権限の分散された大手企業とは異なり、中小企業の社長はマネジメントを担う『経営者』、新事業(イノベーション)を創造する『企業家』、資産を運用する『投資家』の役割を一手に担わなくてはならない。安定経営のためには、利害の対立する3つのバランスを適正に保つことが肝心です」
 こう話すのは、中小企業向けの経営コンサルティングを手掛ける株式会社論客商売の塩谷隆一社長だ。
 製造業や建設業、飲食業など業種業界を問わず様々な支援実績を有する同社。『マネジメント』で著名なP.F.ドラッカー氏の経営論を取り入れつつ、塩谷社長独自のノウハウを生かしたオーダー型のコンサルティングを強みにしている。
 売上改善など表面的な問題ではなく、各企業の課題を根本から探し、解決の道筋を提示するのが同社流。顧客の経営を軌道に乗せたら早めに顧問契約を解消するのが当然の責務と考え、顧客の負担を低減するため費用も安価に設定している。
 また、企業の倒産を反社会的な行為ととらえる同社は、倒産を技術的に防ぐ方法論も提供している。
「経営者が責任を自覚していれば倒産はほぼ確実に防げる。事業の継続が困難になった時は、廃業やM&Aを選択する方が幸せになれることも少なくありません」
 と塩谷社長。続けて、企業が長く存続するためには従業員や協力会社、顧客など、すべてのステークホルダーが共有できる目標や存在意義が不可欠と語る。
「単なるきれいごとではなく、企業理念を明確に設定することは成長の原動力になります。また、経営者は個人的な目標も掲げるべき。最近は欲のない社長が多い。『65歳で1億円の資産を貯めてハワイで暮らす』。これは分かりやすい例えですが、苦労の絶えない経営者こそ〝社長マインド〟を強く持ち、社業へのモチベーションを高めてほしいですね」

自らの経営者経験も生かし
経営者の気持ちを楽に

 塩谷社長は立教大学経済学部出身。経済学者の道を模索するも、卒業後は父君が経営する設備工事会社に入社し、昼は現場でアシスタントを務めながら夜は専門学校の設備工学科で学んだ。30年を超える勤務の中で取締役・常務取締役・代表取締役を務め、11年7月にM&Aで全株式を譲渡し退職。経営コンサルタントして独立の道を選んだ。
「会社の売却にはネガティブな印象がありますが、最善の選択だったと考えています。私にとって論客商売は『自己実現』の1つ。中小企業の経営を探求し、知識や経験を生かして社会に貢献したいと考えました。今後も苦しんでいる中小企業経営者の気持ちを楽にしていきたいですね」(森)

【会社データ】
本社=東京都大田区多摩川1―7―7
☎=03―6715―0610
創業=2011年7月
資本金=300万円
事業内容=経営コンサルティング、セミナー講師
http://ronkyaku.jp

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㈱川口鉄筋(シリーズNo.989)

県内屈指の実績と一貫体制で建造物を強化
地域と若者の未来を築く鉄筋のプロ集団
川口 篤史 社長
 建造物の強度を高めるため、コンクリートの中に埋め込まれて基礎の骨組みとなる鉄筋。栃木県大田原市に本社を構える株式会社川口鉄筋は、工事業務だけでなく組立や加工、積算までを一貫体制で手掛ける〝鉄筋のプロ〟として、大手建設会社をはじめとするクライアントから確かな信頼を集めている。
「鉄筋工事は、建物を建てる際に最も重要で難しい工程の一つです。鉄筋は最終的にコンクリートに隠れて見えなくなりますが、組み上がった建物の出来栄えを見ると、いつも感動します」
 と話すのは、川口篤史社長。若干18歳で職人の世界に飛び込んで以降、鉄筋工事の面白さに魅了されながら、匠の技術を磨いてきた。
 そして1997年に同社を創業し、県央以北の地元周辺地域を中心とするビルやマンション、工場、公共施設といった鉄筋コンクリート造の建築工事で着々と実績を構築。さくら市に2つの自社加工場を有して現場ニーズに適した鉄筋を供給するとともに、橋梁など土木工事でも経験を積み重ね、鉄筋組立の多彩な技術とノウハウを培ってきた。「『七人の侍』のように高品質な仕事を極めるプロ集団として地域に信頼され、貢献できる会社を目指しています。そのためにも毎日が勉強です」(川口社長)
 県内だけでなく東北地方や東京都内にも活躍の場を広げ、昨年は宮城県石巻市の震災復興にも貢献した同社。栃木県内でも、今年3月に完成した某小学校の校舎新築復旧工事に鉄筋工事で参画し、その実力を遺憾なく発揮した。

人と夢を育てる会社へ
〝感謝できる〟人材求む

 創業当時、地元の建設会社を一軒一軒訪ね歩く〝飛び込み営業〟からスタートした川口社長。自身の経験から、若者が持つパワーと可能性に大きな期待を抱き、人材育成に力を入れている。
「ただひたすら一生懸命頑張ってきたことが『次もお願いしたい』というお客様からの信頼を頂き、少しずつ人脈が広がってきました。若い時に、がむしゃらに一つの事を追い求めれば必ず実を結びます」(川口社長)
 いわゆる「3K」と呼ばれる鉄筋工事業界で職人の高齢化が進む中、人材不足の懸念を解消するため、川口社長は就労環境や待遇の改善を自社で実践。業界内で模索される教育プロジェクトに講師として社員を派遣することも検討している。
「人に自慢できる建物に携わることは大きな誇りです。私自身が〝親方〟に憧れたように、若者が夢を持てる職場にすることを意識しながら社員と接しています」  と、語る川口社長。研修旅行など教育も兼ねたイベントを積極的に企画し、社内には明るく風通しの良い雰囲気が醸成されている。
 人と人との繋がりによって業績を伸ばし、協力業者を含めて約50名体制にまで成長してきた同社。昨年から新卒採用を開始し、県内外を問わず〝感謝できる〟若者を求めている。  (谷)

【会社データ】
本社=栃木県大田原市住吉町2―19―4
さくら営業所=栃木県さくら市喜連川高山5352―6
☎=028―611―3305創業=1997年8月
資本金=1000万円
事業内容=鉄筋の加工取付工事
http://www.kawaguchi-tekkin.com

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北信土建㈱(シリーズNo.988)

「小さくともプライドある会社」を合言葉に
野澤 渉 会長
 長野と東京を拠点に建築・土木工事を請け負う北信土建株式会社。創業108年の歴史と信頼を誇る建設業者として、民間の各種工事だけでなく、公共施設も多数手掛けている。その確かな施工力は、発注者から「北信土建なら安心」と評判が高い。
 同社の経営は規模拡大ではなく内容重視。建設産業の隆盛期から将来の厳しい道のりを予見し、「社員が安心して働けるように」と、安定経営の策を講じてきた。
 本業に加えて首都圏では不動産開発事業に取り組み、新宿など都心に1000坪を超える土地を確保。その開発床面積は延べ3000坪に及ぶ。これが奏功し、今では自己資本比率も60%を超え、実質無借金経営を6年続けるなど、安定経営を実現。社会的信用も厚い。
「社員は家族と同じ。『小さくともプライドのある会社』を合言葉に、役職員全員が一丸となって仕事をしています」と話す、野澤渉会長。 
 全社団結して次の時代に立ち向かい、今後も地域の発展に貢献して行く。(谷)

【会社データ】
本社=長野県長野市中御所3―7―14
☎=026―226―2808
東京支店=東京都大田区下丸子2―20―1
☎=03―3758―2411
資本金=1億5000万円
事業内容=建築工事・土木総合建設業及び不動産開発
http://www.hokushinn.co.jp

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