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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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コンテナーズ・ラボラトリー(シリーズNo.1802)

飲料缶内圧・巻き締め部測定機の草分け企業が
スロベニア発の自動手指洗浄・殺菌装置を提供



茅野 健 専務


 去る12月2~4日開催の「第2回感染症対策総合展 in Tokyo」は、コロナ禍の中、感染拡大防止に取り組む各分野の企業・団体の注目を集めた。
 中でも今回は、手指の殺菌と通行管理を1台で出来るニエロス社(スロベニア)製「ハイジーンステーション」(HDK)を出展した、コンテナーズ・ラボラトリー株式会社(茅野淳社長・茅野健専務)を訪ね、その日本初上陸の物語を聞いた。
 同社とニエロス社との出会いはコロナ禍以前の3年前のこと。約30年前に業界初の水圧式の内圧測定機を発明し、国内殆どの飲料メーカー、製缶企業との関係を築いていた淳社長が、海外企業も参加する飲料・食品工場向けの展示会に出向き、当時名も知らぬニエロス社のブースを偶然訪れたのが始まりだ。
 出展製品は、手指洗浄・殺菌、靴殺菌と通行管理が同時に出来る「ハイジーンステーション」(UDK W)。そのオールステンレス・溶接一体加工の高い技術力に惚れ込んだ淳社長は、直ぐに現地に飛び代理店契約を締結。サンプルマシンを発注し、翌年の検収時に子息の健専務を再度現地へ訪問させた。
 ニエロス社は草刈り鎌の製造に始まる社歴250年の中小企業だが、現在ではその衛生管理機器はEU諸国、米国始め世界のメーカーに評価され、常時年間400台の販売実績を持つ
 一方淳社長は、内圧測定機の他、巻締部の「3点同時切断機」「切断面の測定・統計処理装置」なども開発、飲料缶の品質向上と統計処理に貢献してきた。
この両者の出会いは後を継ぐ健専務に引き継がれ、今後も大きく発展していく可能性を秘めている。


衛生管理+通行管理機能で
スポーツ観戦の感染対策に


 後継者の健専務は、栃木県那須町のペンションでアルバイトしたことが縁で、その後25年間ペンション経営に携わり、やがては地域活性化のために那須町町議選に立候補して当選。町議を1期4年間務めた、人の思いをくみ取るサービス精神旺盛な人。
 家庭の事情でペンション経営を諦め一家で横浜に戻った健専務は改めて、父である淳社長の果たした業績を知り、その蓄積をもっと開花させたいと約2年前に専務として経営に参画した。
「お客様の声に耳を傾け、先回りしてそれをモノづくりに活かすことで、より確かな安心をお客様にお届けできると思います。今後はお客様に寄り添ったサービス経営と、心のこもったオンリーワンの製品作りに磨きをかけていきたい」
 と、来年後継社長に就任する健専務は意欲を話す。
 今回の展示会に出品の「ハイジーンステーション」(HDK)は、自動殺菌剤噴霧とターンスティルによる通行管理が同時に行える装置で、殺菌を済ませないとターンスティルが回らない仕組み。今後、従来通りの復活が望まれる観劇やスポーツ観戦施設の入退場管理にはもってこいの装置だ。HACCP対応工場の衛生管理向けUDKシリーズ共々、より一層の普及が望まれるところだ。


[会社データ]
本社=神奈川県横浜市港北区大倉山5-32-29
℡045-382-9220
事業内容=飲料缶各種測定機の開発・販売、「ハイジーンステーション」シリーズの輸入・販売等
https://www.contelab.co.jp

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スマートプラネット(シリーズNo.1801)

20年前からいち早くリモートワークを導入
環境に配慮した建築設備設計の異色企業



関本聡社長


 コロナ禍の長期化を契機に、ニューノーマルの働き方としてリモートワークが定着しつつある。実は遥か20年前から今で言うリモートワークを日常の働き方に導入、実績を積み重ねてきた建築設備設計専門企業がある。2000年1月セキモト事務所として創業し、昨年5月、スマートな環境設計を目指すという思いを込めて社名変更した株式会社スマートプラネット(関本聡社長)だ。
 関本社長は愛知工業大学建築工学科卒業後、名古屋市の設備設計会社に入社。そこで腕を磨き人脈を築いた後34歳で独立、セキモト事務所を創業した。当初から子育てに積極的に参加しながら、当時の通信技術を駆使してリモートワークで仕事を完遂。独立2年目には名古屋市の指名入札参加資格を獲得した。


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株式会社光英科学研究所

乳酸菌の「菌体」の数より、その「代謝物」が大切
体感の良い「乳酸菌生産物質」が健康のカギ



村田 公英 社長

 コロナ禍の中、乳酸菌サプリメントの市場が再び活況を呈している。宣伝文句を鵜呑みにすれば、「ヨーグルトなどの乳酸菌を摂っていれば健康に良い」と思いがちだが、事はそう簡単にはいかないという。
「仮に、菌数にして100億個程度のヨーグルト1個(100㌘)を毎日食べてみても、100兆個以上いると言われる腸内細菌数の1万分の1程度。また、外から摂り入れた菌は『通過菌』と呼ばれるように、腸内で増殖せず単に通過するだけ。『生きた乳酸菌』という言葉はイメージに過ぎないのです」
 と、人々の健康づくりの為に正しい情報の発信が重要だと警鐘を鳴らすのは、16種35株の乳酸菌チームが発酵の過程で産生する代謝物「乳酸菌生産物質」の製造・販売で50年の歴史を刻んできた株式会社光英科学研究所村田公英社長だ。


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佐藤電機製作所(シリーズNo.1800)

ものづくりで未来を創る精密板金加工会社
山梨県屈指の設備力とIT化で「生産革命」



佐藤 薫宏 社長


 金属を使った筐体を中心に、分析装置をはじめとする医療機器や半導体検査機器、情報通信機器、防災無線装置等のインフラ関連機器といった幅広い製品の精密板金加工を手掛ける株式会社佐藤電機製作所。日本を代表する数々の大手メーカーとの直接取引を実現し、着実に事業を拡大させてきた最大の原動力は、山梨市の自社工場が有する比類なき設備力だ。
「常に高い精度が求められる当社の仕事は設備産業の側面もあり、厳しい時でも身の丈以上に機械に投資してきました。設備と技術力を高く評価して頂き、他社で出来なかった仕事を引き受けることもあります」


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ソルテック工業 (シリーズNo.1799)

シール・ラベル・フィルム加工機械のニッチトップ
使い易く故障の少ないシンプルな製品創りが定評



高塩竜太社長

 東北新幹線・那須塩原駅から車で20分。美しい赤松並木、桜並木を通り抜けると、シール・ラベル・フィルムの加工機械メーカー、ソルテック工業株式会社(高塩竜太社長)の本社・工場が見えてくる。ショールームも併設する同社には、全国から関連業界のユーザーが自社のシール・ラベル製品を携えて訪れ、実機を使ってカット・スリット等の加工を試し、その出来栄えに満足して即決で購入を決めていく例が多いという。
 そもそも同社の発祥は1972年。現社長の父君・高塩吉治氏が集団就職先の東京の職場で、シールを1枚1枚鋏で切り離す印刷職人の姿を見て、シールを自動切断する「オートカッター」の機構を着想し、故郷の那須塩原に戻って製品化に着手したことに始まる。


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