『サンデー毎日』2/8号掲載
ITで〝人〟の技・ノウハウを次代へ継承
服部 裕一 社長
「工場長や熟練の職人など、そこに人がいなくなれば出来なくなってしまうことを残していくのが生産管理システムの役割。調査や行動分析といった〝入口〟から運用という〝出口〟まで、じっくり時間をかけて物事の流れに合ったシステム作りを追求しています」
と話す株式会社ネプコの服部裕一社長は、大手金属加工機械メーカーのエンジニアとして制御系の高度なノウハウを培う傍ら、ITによる生産管理の重要性をいち早く予見。日本のIT草創期にあたる19年前に独立して、同社を設立した。
同社のIT技術は工場の自動化以外にも生かされている。献立作成から食材の在庫を把握して最適な発注と調理の指示までを一括で行う大手給食業者向け情報管理システムなど、ユニークな特注システムでエンドユーザーを中心とするクライアントの期待に応え、実績と信頼を積み上げてきた。
服部社長は人材育成の強化を図り、ITの枠に囚われない新たな事業領域の発掘を構想している。
【会社データ】
本社=東京都新宿区西新宿6―16―6 タツミビル8F
☎=03―3343―6777
設立=1996年4月
事業内容=コンピューター及びネットワークシステムの企画・開発・運用事業など
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