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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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ラッキーバンク・インベストメント(シリーズNo.1066)

一般投資家と企業を結び
不動産の再生・有効活用に寄与


越後 篤 社長

 「お金を借りたい事業者」と「投資をしたい人」をインターネット上で結びつける「ソーシャルレンディング」。英国発祥の新しい金融サービスとして世界的に注目されている。日本では4社が参入しているが、日本初の不動産担保特化型ソーシャルレンディングサービス「Lucky Bank」を11月19日に事業開始の告知をした、ラッキーバンク・インベストメント株式会社

「単にネットを活用して多くの人から資金を集めるという機能ではなく、言葉どおり『社会的意義の大きな目的』に役立てられることがソーシャルレンディングの特長。既存の銀行・投資家などの専門家でなく、社会の多くの一般消費者が主役となる金融の仕組みを確立することが当社の使命です」(越後篤社長

「Lucky Bank」では、全国の不動産再生・有効活用に関する様々なプロジェクトを公開。一般投資家は匿名組合出資契約に基づき、自身の好みの案件に少額から投資できる。集まった資金は同社を通じて不動産事業者に貸し付けられ、一般投資家には原則、毎月収益が分配される。第一号案件として日本の経済・文化の中心に位置する東京都中央区日本橋の不動産収益物件の修繕・改修プロジェクトが決定している。

 この第一号案件は再生高付加価値案件として「出資者利回り年10%」を見込んでいる。以降の案件も、不動産評価のみならず再生による付加価値を追求することで「出資者利回り年8%以上※」を目指している。

「不動産市場は国内総生産額の13・2%を占め、市場資産規模は約2200兆円にも上る。不動産が適正に取引され有効利用されることは地域経済活性化や優良な都市ストック形成の促進につながる。わが国の経済・社会にとって極めて重要な意義を有しています」
 と話す越後社長は、東北大学卒業後、北海道銀行に入行。企業融資などで実績を積んだ後、ノンバンクへ移り飲食業経営にも参画した。融資する側・される側双方の立場を経験し、資金調達の敷居の高さを痛感したことが「Lucky Bank」誕生の契機になった。
※時期や貸付先により異なることがあります
 

志の高い企業を応援!
目指すは貸付総額100億円

 
「『社歴が浅い』『前例が無い』などの理由で融資を受けられない中小企業は多く存在します。そうした企業に個人投資家の力を借りて〝血液〟を流すことでプロジェクト成功を後押ししたい。志の高い企業であれば社歴や企業規模を問わず全力で支援します」(越後社長)

 同社を力強く牽引するもう1人の人物が田中翔平副社長。資産コンサルティング会社を経て、投資用不動産販売のマーケティングで多くの実績を上げた経験を生かし、企業と一般消費者をつなぐ新たなビジネスモデルとしてソーシャルレンディング事業を幅広く展開すべく尽力している。

 3年以内の貸付総額100億円達成を目指している同社。挑戦は始まった。
 
【会社データ】
本社=東京都中央区八重洲1―1―3 壽ビル9F
Eメール=info@luckybankinvestment.co.jp
設立=2013年5月1日
資本金=5000万円
事業内容=ソーシャルレンディング事業
金融商品取引業=関東財務局長(金商)第2807号
貸金業=東京都知事(1)第31541号
加入団体=日本貸金業協会 第005853号
https://www.lucky-bank.jp

※一部、誌面掲載内容と異なる箇所がございます。

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