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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

松本興産(シリーズNo.1578)

高度な切削技術で「不可能を、削り抜け!」
秩父から世界に発信する精密部品メーカー



松本 直樹 社長 


 埼玉県の西部に位置する秩父郡・小鹿野町(おがのまち)は、県内でいち早く教育・交通・産業などの近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきた。200年以上の伝統を誇る「小鹿野歌舞伎」で知られるこの地で、50年間にわたる「ものづくり」を通じて、目まぐるしく動く時代のニーズに合わせて成長してきた精密部品メーカーが松本興産株式会社だ。

 同社の高性能CNC旋盤による金属切削技術は主に、進化が著しい自動車の先鋭的な機能に必要な精密部品として起用され、これまで不可能と思われていた技術を可能にしてきた。
「目には見えない部分ですが、衝突を妨げる技術や振動・騒音を吸収する技術など、コンピューター化によって生まれた新しい機能に必要不可欠な精密部品の開発製造に携わることで、より安全で快適な運転のコントロールを実現しました」
 と語るのは、二代目の松本直樹社長。現在、同社の自動車関連部品の売上比率は約80㌫を占めるが、松本社長が入社した1996年当時はゼロだったという。

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カワサキ機工 (シリーズNo.1573)

「お茶」とともに歩んで創業113年
製茶産業の未来を牽引するサポート企業


川﨑 洋助 社長

 静岡県掛川市と言えば、誰もが知るお茶の中心的産地。全国のお茶が集まる掛川市に本部・工場を構えるカワサキ機工株式会社は、1905年の創業以来、「製品を通じて顧客の利益を図る」を第一の社是として、製茶機械や茶園管理機などの提供で、日本の茶業発展を陰で支えてきたサポート企業だ。
 日本茶と言えば、一世帯当たり購入量こそ減少傾向にあるが、ペットボトル入りのお茶を買う習慣が定着したり、抹茶アイスや抹茶味の洋菓子が人気を博したり、お洒落なカフェで美味しく淹れた日本茶が高級メニューとして供されるなど、お茶の消費の仕方は変わっても日本茶を求める声には根強いものがある。
 一方、欧米諸国やアジア圏でも、健康志向の高まりからGreenTeaの魅力が再評価され、緑茶ブームが起きている。実際に2017年の日本茶輸出額は143億円となり、5年間に2倍以上の伸びを見せているのだ。

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昭和丸筒(シリーズNo.1572)

紙管・紙筒の業界をリードしてきた
総合パッケージメーカーの新たな挑戦とは


湯浅 祥弘 社長

 1923年(大正12年)創業以来、繊維・フィルム用の巻き芯、食品ラップ用の紙筒、食品用や建材用の円筒容器など、高品質の紙管・樹脂製品を時代に応じて開発・製造・販売してきた株式会社昭和丸筒
「巻いて運ぶ」― 一見簡単なことのように思えるが、「より高速に」「より正確に」「よりクリーンに」を突き詰めていくのは至難の業。そこに同社の真骨頂が表れる。炭素繊維から成るシートやリチウムイオン電池を構成する部材の原料となる金属箔の巻き取り、他にも建設現場や物流現場などで活躍。
 また、培ってきた技術を応用して、木製よりも軽くて丈夫な紙製パレット「APPAパレット」を事業化するなど、縁の下の力持ちとも言える同社の担う役割は年々広がりを見せている。
「近年では、紙管の用途拡大による事業展開とともに、より信頼性が求められるメディカル用精密樹脂容器製造も行っています」

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Nano Wave(シリーズNo.1569)

高出力・高集積LED使用の空気清浄機を発明


今井 勇次 社長

 LEDの高集積を発明した株式会社NanoWave今井勇次社長が、高出力・高集積のLEDを光源にした光触媒作用による強力脱臭機能付き空気清浄機「NanoWave」を開発。

 圧倒的な脱臭効果を武器に、この3月発売開始している。
 ㈶日本食品分析センターによる試験でも、アンモニア・アセトアルデヒド・酢酸・タバコ臭等の悪臭成分除去率84㌫を記録。従来市販されている空気清浄機の2~4倍のスピード脱臭効果が証明されている。
 発明者の今井社長は、東京大学、日本TI社、ソニーなどでDRAM、レーザダイオード等の開発に従事、2015年、日本の中小企業支援のために同社を設立した。
 現在、「NanoWave」の製造・販売に当たる強力なネットワークを構築中。そのネットワークで初年度1000台、2年目1万台、3年目2万台の販売・普及を目指している。     

【会社データ】

開発センター=東京都調布市布田5―33―1―202
☎=042―426―9022
設立=2015年6月
事業内容=強力脱臭機能付き空気清浄機の開発等
http://nanow.co.jp

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中尾鉄工所(シリーズNo.1564)

人々の生活基盤の整備に貢献する
下水処理場機械設備の国内専門メーカー



中尾 和夫 社長

 株式会社中尾鉄工所は1946年(昭和21年)の創業以来、産業機械、鋼構造物など国土軸建設から上下水道など生活の質的充実まで、人々の生活の基盤設備の向上に力を注いできた。その歩みは、わが国の上下水道発展の歴史に添って成長してきたといえる。
 本格的に下水道が整備されるようになった戦後、産業が急速に発展して都市への人口の集中が進んでからのこと。さらに、1970年の下水道法の改正により、下水道は町の中を清潔にするだけでなく、公共用水域の水質保全という重要な役割を担うようになった。
 同社は下水処理場施設に不可欠な「自動除塵機」や「沈砂掻寄機」等の製造を専門として、その地位を早々に確立。「除塵機」とは読んで字の如し、下水道管を通して流れて来るゴミを取り除く機械のこと。長年の経験を生かし、設備の設計・製造から据付調整、既存設備の改良・部品交換・メンテナンスまで一貫して行っている。

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