顧客ニーズに提案力で新しい価値を生む女性が活躍。挑戦する心を忘れない創造企業
髙島 和子 常務取締役
「可能性があることには積極的にチャレンジする」創業以来貫く真摯な取り組みで、プラスチック成型加工、製品製造・販売の事業を展開する埼玉プラスチック株式会社(吉田昭雄社長)。創業者の吉田範雄氏は、東京農工大学卒業後、出身地である埼玉県で教職に就いた。しかし、親族が営む容器メーカーの支援を契機に、天職とまで考えていた教員の職を辞し、敢えて実業界に身を投じることとなった。 1976年、独立起業し埼玉県花園町(現・深谷市)に埼玉プラスチックを設立。以来、真空成型・射出成型・ブロー成型等のプラスチック成型加工における40年以上の業歴で技術力・対応力を培い今日に至る。2007年には、東京都豊島区に本社を移転。深谷市の2カ所の自社工場を拠点として、菓子類のトレーや各種ボトルなど食品・洗剤・化粧品・医薬品向け包装材料を中心に高品質で安心・安全な製品を開発・製造している。
また、その小回りの利く体制で、サンプルや小ロットの依頼にも迅速に対応するなど、今日では300社以上の顧客企業から厚い信頼を得ている。「常に新しいニーズを捉え、積極的に挑戦することで新しい価値を創造し、お客様と『Win‐Win』の関係を築き共に発展することを目指します」(吉田社長) こうした取引先との信頼関係から、包装材料に限らず、新製品の商品化や販路開拓など様々な相談が同社に寄せられる。そうしたニーズに積極的に応え「顧客が求めるものを求めるタイミングで提供できる」体制が同社最大の強みとなっている。 さらに、そこから生まれた数々の商品は、もはやプラスチックに限らず食品・化粧品・雑貨など多岐にわたり、TV通販などに販路を確立。今日では物販事業として同社の一つの柱となっている。また、中国に関連会社を置くなど原料調達等で構築した海外ネットワークでの貿易事業も業績に大きく貢献している。「人を大切に」の精神で女性の活躍を応援する また同社では「人は宝」という信条に基づき、社員が十分に能力を発揮できる職場の環境づくりにも注力する。特に社員のほぼ半数を女性が占め、女性管理職も各部署で活躍する中、結婚・出産・子育てなど個々の事情に配慮したアドバイスと対応を心掛けている。妊娠中体調を崩した女性社員が、止むを得ず早退や休業する際には他の社員が皆でフォローする。職場内にベビーベッドを置くなど独自の取り組みは、自身も子育てを経験した髙島和子常務取締役ならではの発想だ。 創業者である父君以来の「何事にもチャレンジする」「人を大切にする」という精神は、後継者の吉田昭雄社長や彼を支える実姉の髙島常務、さらに全社員へと継承されている。【会社データ】本社=東京都豊島区池袋2―37―1 池袋山口ビル4階☎=03―3985―4737設立=1976年2月資本金=1000万円従業員数=80名売上高=20億5000万円事業内容=プラスチック成型加工、プラスチック製品の製造・販売http://www.saitamap.net
[1回]
PR
http://ryugi.blog.shinobi.jp/%E8%A3%BD%E9%80%A0%E3%83%BB%E8%A8%AD%E8%A8%88%E3%83%BB%E6%8A%80%E8%A1%93%E9%96%8B%E7%99%BA/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BAno.1515%EF%BC%89埼玉プラスチック(シリーズNo.1515)