安心・安全を搭載して走る貸切バス運営会社農業体験社会科見学ツアーなど独自企画を推進
石井 誠 社長
「2020年に向けて、インバウンド需要が高まりを見せています。当社は、中小の貸切バス運営会社だからこそできる独自の旅行商品の開発と、『安心・安全』への徹底したこだわりで、より大きな信頼を獲得し、業界でもユニークな存在として輝き続けたい」 と、2018年に向けての抱負を語るのは、2012年4月設立の貸切バス運営会社、東京遊覧観光バス株式会社を率いる、現在45歳の石井誠社長だ。 バスドライバーとして5年半勤務の後、運行管理者の国家資格を取得し、ドライバーと兼務で運行管理者を務めていた石井社長は、08年4月、滋賀中央観光バス㈱が関東進出するに際して新拠点の責任者としてスカウトされ、新拠点の一からの立ち上げに携わった。 その後12年4月、関東市場を分社化することになったのを契機に経営を引き継ぎ、当時の部下達とともに独立したのが同社誕生の経緯。いわば、08年4月が同社創業の年と言えよう。
「安心・安全は最大の顧客サービスである」を基本理念として掲げる同社は、デジタルタコメーターやドライブレコーダー、IP無線はもとより、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱・ふらつき警報装置など最新機能を搭載した車両を積極導入するとともに、乗務員の安全運転技術向上のための習熟訓練を徹底。万全な安心・安全体制を敷いている。 また、全車両に災害時向け飲料水と備蓄用の食糧を積み、約半数の車両にはAEDも搭載、万一の災害や乗客の急病にも備えている。 こうした取り組みが評価されて、同社は公益社団法人日本バス協会認定の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で最高ランクの「3つ星」を取得している。 一方、北関東の農場と提携して年2回、小学生に田植えと稲刈りを体験してもらう社会科見学ツアーを企画し、都内8校で実施したり、老人クラブ向けに古地図と照らし合わせた歴史探訪ツアーや下町グルメツアーなど、ユニークな企画を提案。「遊覧」を社名に冠する同社は、待ちの姿勢の多い貸切バス運営事業者とは一線を画している。 小回りの利く同社だからこそできる独自の旅行企画。今後どんな旅行商品が開発されるか楽しみだ。インバウンド需要に応え英語対応ハイヤー事業も 大型バス14台、中・小型バス2台を保有する同社は、17年11月から10台のハイヤーを導入。インバウンド需要に応えるハイヤー事業にも進出している。 3~4人のグループで自由な移動を望む外国人旅行客は多く、同社では、英語が出来て運転技術にも習熟した乗務員15名を新たに採用、その需要に応えている。「2020年に向けてさらに独自の旅行商品を充実し、ハイヤー事業にも注力して、増加するインバウンド需要に応えていきたい」 と、バスドライバー経験者の石井社長は今後に賭ける夢を語っている。 【会社データ】本社=東京都江戸川区本一色2―13ー16☎=03ー5678ー5470設立=2012年4月資本金=500万円事業内容=貸切バス運営・ハイヤー事業等http://www.tokyoyuran-bus.com
[1回]
PR
http://ryugi.blog.shinobi.jp/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%BB%E5%B0%8F%E5%A3%B2/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%81%8A%E8%A6%A7%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%80-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BAno.1517-東京遊覧観光バス (シリーズNo.1517)