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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

三 幸(シリーズNo.1516)

半導体業界の進化とニーズを捉えて50年
商社からモノづくりへの転換で〝前へ〟!


奥野 敦 社長

 IoT(モノのインターネット)によって新たな需要が次々と生み出される半導体市場。1969年2月に設立し、創業から数えれば今年で50周年を迎えた株式会社三幸は、この技術革新著しい半導体業界で確かな存在感を放ちながら進化を続けている。
「いまやインターネットを使えば個人でも直接商品を手に入れられる時代。商社機能が果たす役割と旨みは薄れ、アイデアを組み入れた設計によって自ら製造できる力をつけなければ、競争が激しさを増す半導体業界で生き残っていけません」
 と話すのは、1年程前から3代目として同社を率いる奥野敦社長。大手グループの電気機器メーカーで設計部門に携わってきたノウハウを生かし、同社の製造機能強化をリードしてきた。


 カーボン製品の商社として発足した同社は、85年に現社名に変更して半導体製造装置用部品の取り扱いをスタート。先代である神永俊浩・現会長の先見の明によってモノづくりへの挑戦を決めたことが、成長路線を歩む基点となった。
 さらに近年、カーボン製品とセラミック製品、精密機械の3本柱が事業の基盤を成す同社を核とし、ホールディングス会社の㈱SPARCを設立。傘下には、グループ各社の製造拠点として富山県に2つの工場を擁する㈱三幸富山センター、デバイス工場がひしめく熊本県の㈱三幸九州TEC、半導体市場が躍進する韓国の㈱三幸コリアを配し、毎日16時に行うテレビ会議などを活用して密な情報共有と連携を図っている。
「当社をはじめ、各社の未来を担う新しい技術者の確保を進めています。難解な用語が多い業界ですが、何事にも興味と意欲を持ち、自ら考える人を歓迎します」
 と、奥野社長は技術者の採用にも力を入れている。

大学発ベンチャーへの投資
ニッチな「素材」を強みに

 創業から50年来根付く同社の信念は「前へ!」。創業者と親交があった明大ラグビー部の名将として知られる故・北島忠治氏の哲学だ。
「現状維持という考えを捨て、どんなことでも『これを改善できれば前に進める』と考えることが大切。たとえ前進して失敗しても、早い段階で気づけば戻ることができます」(奥野社長)
 そして、さらに〝前へ〟と進み続けるために同社が手にした強みが「素材」。大学発ベンチャーが研究・開発する新しい素材の可能性に注目し、昨夏には名古屋大学発の㈱U―Map、今年9月に東北大学発の㈱EXAに出資した。同社の支店機能を担う新たな拠点として、多様化するクライアントのニーズに応えていく。
「ニッチでありながらモノづくりの上流にある『素材』を掴めば国内市場でもまだまだ勝負できる。半導体の装置と素材の双方を提供できる点と、素早い判断と方向転換ができる点も当社の強みです」(奥野社長)

【会社データ】
本社=東京都港区浜松町2―13―14 サンワード浜松町2F
☎=03―5403―9250設立=1969年2月
資本金=2000万円
従業員数=約50名(グループ合計)
売上高=約17億円
事業内容=半導体業界におけるカーボン・セラミックの加工、環境対策、力率改善、作業・工程の効率化、新型ヒータ開発など
http://www.kk-sanko.co.jp

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