多岐にわたる自然派化粧品の研究開発を手掛け、業界トップクラスのシェアを誇る株式会社ジュポンインターナショナル。全国の美容室やエステサロンなどで「ジュポン化粧品」のブランドで販売展開し、多くのリピーターを抱えている。
業界で初めて水溶性ファンデーションの開発にも成功(製法特許取得)。アメリカ(ロサンゼルス・ハワイ)やシンガポール、中国、台湾など海外での人気も高い。
自社製品だけでなく、一部OEM生産も行っている。高い技術力が求められる無添加製品などの開発依頼に対応している。自社ブランドを有しているため、企画段階から製品開発をサポートできるのが強みだ。
そんな同社の成長の原動力になっているのが、製品力に加え〝人間力〟だ。
「成長を続け市場に生き残るのは〝革新に挑む企業〟。当社は人材育成の側面からも経営の革新に取り組んでいます」(上岡淑郎社長)
求める人物像は「磨けば光る可能性のある人」。前職は様々で業界経験ゼロの人材も多数活躍している。20代の若手が責任者に抜擢されるケースも少なくない。営業スタッフも8割は未経験者。会社側が課すノルマは無く自己申告で目標を設定し、強い責任感で達成を目指している。毎月行われる外部セミナーへの参加や社内研修なども積極的に行い、社員のスキルを高める教育制度も整備されている。
そんな同社が20年以上続けているのが2泊3日の社員旅行だ。今年は北海道旅行を予定。ジュポングループ全社員が全国から一堂に会し、親睦を深めるだけでなく社員同士で自由に討論する場を設けるなど、モチベーションを高める重要なきっかけになっている。
大学卒業後、大学職員や会計事務所での勤務を経て経営コンサルタントとして活躍していた上岡社長。その手腕を買われ29歳にして経営不振に陥っていた同社の社長に抜擢された。
「周囲からは『あんな若い社長で大丈夫か?』と心配する声が大半でした。反骨精神が自分を突き動かす力になりましたね」(上岡社長)
それからは前職で築いた人脈も生かし、資金調達や再建に努め、見事今日の基礎を築き上げた。経験や年齢にとらわれず人間性に重きを置いた人材採用を貫き、若手を要職に抜擢するのは、若くして畑違いの分野でも成功を収めた自身の経験がベースにもなっている。
高校・大学でサッカー部の部長を務め、大学では競技ダンス部の部長も兼任していた上岡社長。部活動で培った統率力を企業経営でも遺憾なく発揮している。将棋は4段の腕前。同社将棋部を社会人大会で2度日本一に導いた〝知将〟の顔も持つ。上岡社長は話す。
「今後は人間力・製品力を更に磨き、売上や規模の拡大よりも社会に貢献する優良企業を目指します」
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