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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

富岳物産 株式会社(第52回)

LPガス料金表をホームページで公開!
地域の暮らしと誠実に向き合う“街のガス屋さん”

浅沼 克秀 社長

 富士の湧水・桂川が流れ、緑の鮮やかな山々に囲まれる山梨県都留市。この地に本社を置く、富岳物産株式会社浅沼克秀社長)は山あいに住む人々の生活の要となり、成長を続けてきた。

 1901年に創業した運送会社、富岳通運㈱のガス事業部から独立、62年に設立された同社。都留市と大月市を中心にLPガス・ガス関連機器の販売で信頼を積み重ね、現在では4つの営業所を拠点に県内一円で事業を展開している。
 地域密着の企業として、同社は時代ごとに顧客のニーズに応え続けてきた。中でも特長と言える取り組みが、2009年からLPガス料金表を自社ホームページで公開していることだ。
 LPガスは地域ごと、家庭ごとに料金が異なるほか、十分な説明がなされないうちに値上げが行われるなど、業界内のルールに消費者が分かりにくい部分も多い。
 業界の体質に疑問を持った同社は、地域住民の生活を第一に考え、安価であり、公明正大なLPガス料金表の製作に取り掛かった。
 既に代理店や販売店を通さない直販方式によって、良質なガスの低価格での提供を行っていた同社。現状を見直し、些細な無駄を徹底的に省くことでコストダウンを重ねた。環境の変化に伴い、社員らの意識改革も求められたが、「街のガス屋さんとして誠実に地域と向き合いたい」という信念が彼らの背中を押し、県内トップクラスの安値、統一された価格の実現を果たすまでとなった。
 そして今では業界内でも稀有な存在となった同社。特に顧客から好評を得ているのが灯油からLPガスへの燃料転換サービスだ。
 灯油式ボイラーは安価ではあるが、独特な臭いや管理の手間から利用者が減少している。7年間・月々1000円でリースを行う、同社のガス給湯器「ecoジョーズ」は期間中の修理費が無料で、ガス料金も灯油配達と同等であるため、顧客の負担軽減に貢献。07年のサービス開始から約2000軒の住宅で利用され、ガス給湯器普及率を全国平均より2割以上も高くしたことで注目を集めている。
 さらに24時間365日、電話一本でトラブルに駆けつける同社が大切にしていることが顧客訪問だ。顧客と顔を合わせてコミュニケーションを取ることで信頼を獲得し、対話の中から需要を拾い上げる。ガス関連機器のノウハウを生かした水回り・暖房設備のリフォームや太陽光発電システムの提供、バナジウム天然水の販売などを手掛けるようになったのも、地道な活動があったからである。
 現在、16年4月に控えた電力の小売り自由化に向け、積極的に関わることができる体制づくりに取り組んでいる。53年間、いかなる時代の変化にも対応してきた同社は、さらに地域に愛される「エネルギーある企業」を目指して、たゆまぬ努力を続けていく。 

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=山梨県都留市小形山15―6
☎=0554―43―4125
設立=1962年1月
資本金=3070万円
社員数=48名
事業内容=LPガス・ガス関連機器の販売、リフォーム業、天然水の販売等
http://www.fugaku.com

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