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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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ベルテックス(シリーズNo.1379)

急成長を遂げる不動産の総合カンパニー
価値ある人財を育成し、上場を目指す


梶尾 祐司 社長

 年金制度の崩壊、金利の低下などで、国や金融機関に資産を預けても、相応のメリットを享受できる時代ではなくなった昨今。
「今や生涯安心して生活できるだけの資産を、自ら作ることが必要な時代となりました。そこで不動産にかかわる様々な形で資産づくりのお手伝いをさせていただいています」
 と、語るのは株式会社ベルテックス梶尾祐司社長
 2010年、梶尾社長が前職での経験を元に24歳の若さで創業し、破竹の勢いで成長を遂げている同社。6期目となる2016年の売上高は100億円を超え、4名からスタートした社員数も67名にまで拡大した。成長の理由は、取り扱う物件範囲を最大限に活かした企画力・提案力にある。


 投資用マンション販売の取り扱い物件価格は、1000万円から取り揃え、設計から開発、管理、販売、売却までワンストップで行っており、取り扱い範囲も新築・中古、戸建て・マンション、投資用・居住用、購入・賃貸問わず幅広い。デパートのように、どの部門でも、グループ内全てでどんな顧客の要望にも応えられる体制を築いているという。
 さらに、金利面でメリットの大きい提携金融機関の多さも業界トップクラスだ。
「しかし、扱っている商品以上に、社員が価値ある人物であることが重要だと考え、教育に力を入れています」(梶尾社長)
 事業部ごとにチーム制を敷き、新人は先輩社員と同行し現場を体験するOJT教育を採用。不動産のプロとしての立ち居振る舞いや、顧客の要望を最大限引き出すヒアリングの手法を学ぶ。
 提案手法も特長の一つ。「自分に合っているか」も含めゼロベースから相談が可能。現在のライフスタイルなどを踏まえ、物件を購入した場合の支払いや収入がグラフで解るシミュレーションシステムを導入し、購入後の疑似体験ができるのだ。
 こうしたロジカルかつ、顧客の人生に寄り添った価値ある提案で高い満足度を得ている。売上構成比では60%以上がリピーターで、新規の顧客も口コミからが多いというのも頷ける。

成長できる同志と共に
3年後の上場を目指す

 3年後の株式上場を目指す同社は、来期は売上高150億円、2年後は200億円という目標を打ち立てた。それを達成するため、価値ある人財の増員と教育を拡充させるという。
「引き続き、お客様の人生に良い影響を与え続けられる会社を目指します。そして、さらなる発展を続ける中で、当社の理念に共感し、私達と志をひとつに夢を追いかける人財を求めています」(梶尾社長)
 社名に込められたのは「頂点を目指し続ける」「価値あるモノを創造し続ける」という〝決意〟。その揺るがぬ決意がある限り、同社の成長は止まらない。   

【会社データ】
本社=東京都新宿区西新宿7―20―1 住友不動産西新宿ビル23階
☎=03―5338―5535設立=2010年12月
資本金=5000万円
売上高=100億円超(2016年度)
従業員数=67名
事業内容=投資用不動産・住居用不動産の販売、不動産開発、賃貸管理
http://vertex-c.co.jp

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